問合せをじゃんじゃん獲得するホームページの作り方
■㈱ワイコム・パブリッシングシステムズ社長 田上恭由氏
ホームページの集客を成功させるために、予算をかけずに、実施する鉄板の方法が、ブログです。今日食べたランチのことではなく、あなたの専門的なお仕事のことについて、ブログでたくさん紹介記事を書くと、GOOGLEが「この専門家の情報は、知りたい方にとって、大変有用だ。これを多くの方に読んでいただこう」という仕組みが働き、検索エンジンの上の方に表示され、たくさんの方に読んでもらえるようになります。
当社のクライアントのほとんどは、広告を全く使わずに、商品への問合せを毎月数十件獲得していますが、ほとんどのケースでブログをしっかり書いておられます。
ところが、このブログを書くという作業は大変骨の折れる作業です。届けたい情報を選び、知っていることを言葉に紡ぐ作業は、頭をたくさん使うからです。
初めてあなたの記事を読む方に対して、わかりやすく伝えるために、知っていることを整理し、曖昧なことを明確にし、余計なことを省いて、適切な単語を選び、そして、読みたくなるように順番も考えて構成を組み立てていく。写真もその説明文であるキャプションも、適切に入れ、ビジュアル面からも伝えることも大切です。
ネタは以前のネタの使いまわしで問題なし
ところで、ブログを書き溜めていくと、だんだんネタが尽きていきます。あれは書いたこれは書いたと。では、ネタが尽きたら、どうすればいいんでしょう。繰り返し、以前のネタを取り上げることで大丈夫です。以前書いた同じネタでも、時間が変わると、そこに盛り込む知見も読み手も変わってきますから、いいのです。また、同じテーマでも、違う側面から見ることで、新しい文章にもなります。
何十冊も本を書いている著者でも、タイトルは毎回違っても、内容は8割ぐらいが同じものということは当たり前。順番や見出しが変わるだけで新しい本になります。例えば、前回は、美味しいみかんの食べ方について書いたなら、今回は美味しいみかんの選び方についてや、美味しく食べるためのアレンジレシピ、美味しいみかんが食べられるお店の紹介や、美味しいみかんが、たくさん獲れる地方についての紹介もできます。
このように、「美味しいみかん」というテーマでも、実に様々な文章が、見る角度や論点を変えることで複数展開できます。同じネタでも、躊躇せず、ちょっと視点を変えて何度も取り上げてみましょう。また新しい文章が作れますよ!
IT時代に乗り遅れるな Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.148(2023年10月号)
プロフィール
田上 恭由(たがみ やすゆき)
㈱ワイコム・パブリッシングシステムズ 代表取締役
「ふくおか経済」記者・営業、中古車情報誌編集者、システム開発者を経て、平成9年個人創業、翌年法人成りして現職に。上級ウェブ解析士、採用定着士。小規模事業者のウェブサイト構築実績は七百件以上。顧客獲得や採用の課題を解決する手法に定評がある。IT導入補助支援事業者、認定支援機関として、補助金獲得実績も多数。
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