問い合わせをじゃんじゃん獲得するホームページの作り方
■㈱ワイコム・パブリッシングシステムズ社長 田上恭由氏
専門特化することは成功の基本
今日のテーマは、「専門特化」です。いろんな商品を扱っていても、集客サイトでは1つに絞り込み、「何々専門」というふうにしたほうが、問い合わせが増えます。
お客様は、何かの専門で、その分野で実績を長年積んでいる、というところに信頼を感じられます。分野は1つに絞り込んで、その商品について深く、詳しく書いていく、というのが成功の秘訣です。
例えば、あるメーカーさんは、公共工事向けや土木工事向け、選挙管理向け、工場向けなど、4つぐらいに分かれてますが、1つずつ別々にホームページを作りました。
その会社のある商品は、土木工事の設計者向けですが、その買い手は土木以外の商品は全く関心を持ちません。選挙向けも工場向けも、自分の仕事に関係ないからです。
その人が見に来たサイトに、関心があることだけに絞り込まれていると「ここは自分の仕事の役に立つ情報がたくさんある」となり、結果、問い合わせの数と質が圧倒的に上がります。
前回の情報量をたくさん集めて、自分で判断するというところにもつながるのですが、特別に専門のサイトにしてその商品に関して深堀した情報を載せておくことがポイントなのです。
ホームページはコストではなく、「投資」
ホームページをコストと考えていらっしゃる経営者さんは多いのですが、実は投資です。制作費の金額が少ないと、ページ数が少なく、問い合わせが入りません。しかし、ある金額を超えた途端に問い合わせが入りだし、リターンが取れるのです。
買いたい人は1つしか調達したくないので、その1つの商品に関しての記事が1ページしかないってなると問い合わせできません。専門特化して特定の分野で記事がたくさん掲載されていると、安心して問いあわせが入るのです。
解析により、少なくとも20ページを見てから問い合わせすることがわかっています。しかし、半分の10ページで済ませると、問い合わせは半分ではなく、残念なことに「ゼロ」になるのです。
1つのテーマの専門サイトにして、20ページ以上のサイトの構築をしましょう。
IT時代に乗り遅れるな Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.132(2022年6月号)
プロフィール
田上 恭由(たがみ やすゆき)
㈱ワイコム・パブリッシングシステムズ 代表取締役
「ふくおか経済」記者・営業、中古車情報誌編集者、システム開発者を経て、平成9年個人創業、翌年法人成りして現職に。上級ウェブ解析士、採用定着士。小規模事業者のウェブサイト構築実績は七百件以上。顧客獲得や採用の課題を解決する手法に定評がある。IT導入補助支援事業者、認定支援機関として、補助金獲得実績も多数。
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