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そもそも『五三の桐』ってなに?

談話室 五三の桐

談話室 五三の桐  ■江上慎也司法書士事務所 所長 江上 慎也

このコラムの連載回数もまもなく10回を迎えます。当コラムをご覧になっている方の中には、「そもそもタイトルの『五三の桐』ってなによ?」と思われている方がいらっしゃるかもしれませんので、今回はこの「五三の桐」についてお話しします。

「五三の桐」というタイトルは、司法書士が付けているバッヂ(徽章)に描かれているデザインの名前からとっています。このデザインは「桐紋(きりもん)」、「桐花紋(とうかもん)」とも呼ばれ、このうち、桐の花の数が3、5、3とあるものが「五三の桐」と呼ばれています。この他、花の数が5、7.5とある「五七の桐」もあります。

「桐紋」は昔から日本で使用され、古くは皇室や豊臣秀吉が使用し、現在では日本政府のうち内閣府や総理大臣官邸、法務省などで使用されています。司法書士は法務省が所管する国家資格であるため、法務省と同じ「五三の桐」を使用しています。

ちなみに先ほど述べました「五七の桐」は内閣府や総理大臣官邸などで使用されています。総理大臣の記者会見などの際に使われる演台にもこの紋章が描かれており、よく見てみると葉っぱの数が多い事に気付かれるかと思います。

この他にも例えば弁護士のバッジのデザインはひまわりとはかり(てんびん)が、税理士のバッジは上部に桜が描かれているなど、各士業にはそれぞれの理念が込められたバッジがあります。士業の方と会う時は、付けられているバッジに注目してみるのも面白いかもしれませんね。

「談話室 五三の桐」 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.133(2022年7月号)

プロフィール

司法書士江上慎也事務所 所長 江上 慎也(えがみ しんや) 

昭和50年、福岡県生まれ。福岡県立明善高等学校、九州大学法学部卒業
平成10年、司法書士試験合格。約20年間福岡市内の司法書士事務所に勤務。
平成30年、司法書士江上慎也事務所開業。
趣味は登山・キャンプ、楽しくお酒を飲むこと、映画鑑賞や博物館めぐりです。
小学校の親父の会等の地域のPTA活動にも参加しています。

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