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売り込まないで売るのがHPの神髄

IT時代に乗り遅れるな

問い合わせをじゃんじゃん獲得するホームページの作り方  
■㈱ワイコム・パブリッシングシステムズ社長 田上恭由氏

ウェブ集客では、売り込むと失敗します。何かを売ろうとHPを作るとき、たいていの場合、商品の優れているところや他社にはできないことなどをアピールしたくなると思いますが、それだけだとHPは失敗します。商品の情報は、販売側の勝手な思い入れであって、買う側にとっての知りたいことは異なることが多いからです。

買い手が知りたいのは、商品そのものではなく、商品を販売する企業や納品やサポートの体制、過去の実績、担当者の人となりなど、商品の周りの情報をもっとたくさん知りたいと考えています。
商品に関する情報は、実際のその商品を利用している側のほうが詳しいです。どのメーカーの商品がよいとか悪いとか、比較した情報も持っていたりしますから、こうした方に商品の良さをいくら売り込んだところで、「馬の耳に念仏」となります。

調達や購買担当者が知りたいことは、発注した後のことについて。どんな輸送体制で、何時から何時までの間で、どういう状態での納品なのか。設置までやってもらうとか、不具合のサポート体制とか、支払いをどうしたらよいのかなどですね。未確認事項があると他部署に迷惑が掛かるので、できるだけ明確にしようとします。
1つ遅れただけでも物が作れないからです。また、成分が違うとか、中身が違うとか、量が少ないとか、そんなことがあっても困ります。

このように、調達先の選定を間違えると、会社全体に迷惑をかけるので、きわめて慎重に選ばれます。商品だけを売り込んでも、そこがこの会社から調達して大丈夫であるかどうかの情報が満たされない、ということなのです。

「HPはシンプルでかっちょよく目立つように」がうまくいかない理由

ということは、HPに載せる情報は、製造業であれば、設備や、工場の内部、設計や生産計画、検品シーンなどです。多くの部署の人、多数の機械、工場、建屋といろいろあるものを、あるがままに写真とキャプションで紹介しましょう。

このように、ウェブ集客というのは、地味で、日常的で、当たり前のこと、実際にあっていることや物を、他社よりも豊富に掲載することで、成功できるのです。 よくいわれる、「インターネットだからシンプルでかっこよいデザインで」は、顧客を主役にすると、間違っていることがお分かりいただけると思います。シンプルではなく情報は豊富に。かっこよいデザインは求められておらず、事実が正確に公開されていることが求められます。週刊文春のような派手な週刊誌ではなく、日経新聞やふくおか経済のように、第三者の目線で淡々と記述していくことが、最も伝わり、成果につながります。

IT時代に乗り遅れるな  Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.135(2022年9月号)

プロフィール

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田上 恭由(たがみ やすゆき)
㈱ワイコム・パブリッシングシステムズ 代表取締役
「ふくおか経済」記者・営業、中古車情報誌編集者、システム開発者を経て、平成9年個人創業、翌年法人成りして現職に。上級ウェブ解析士、採用定着士。小規模事業者のウェブサイト構築実績は七百件以上。顧客獲得や採用の課題を解決する手法に定評がある。IT導入補助支援事業者、認定支援機関として、補助金獲得実績も多数。

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