妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
仕事が忙しい、飲み会が続いているなどで、睡眠不足が続いて、なんだかイライラしたり、些細な事が気に障ったりした経験はありませんか?これは睡眠不足によってストレスホルモンであるコルチゾールが増加していることが原因です。
そして、ストレスホルモンのコルチゾールが増えると、男性ホルモンのテストステロンが減少してしまいます。この2つのホルモンは、いわばシーソーの関係にあると考えられていて、一方が増加するともう一方が減少します。
つまり睡眠不足で、ストレスが増大すると男性ホルモンのテストステロンも減少してしまいます。実際に健康な若年成人13人(男性7人、女性6人)を対象にした実験では、コルチゾールが21%増加し、テストステロンが24%減少しました。
テストステロンは、性欲や、男性機能、筋力に関わるホルモンですが、ビジネスに必要な判断力や集中力、認知機能にも関係しているので、減少すると、仕事のやる気が減退したり、ミスが増えたり、決断が出来なくなったりします。
年齢を重ね、最近なんだかイライラするのも、妻に怒られるのも、集客できないのも、部下がいうことを聞いてくれないのも、Z世代のことが理解できないのも全部、睡眠不足による男性ホルモン減少が原因かもしれません。(ちょっと言いすぎました…)
さて、ここから2つのホルモンを整えるための5つの睡眠ポイントを紹介します。
・7時間睡眠を意識する
あくまで時間は目安ですが、5時間睡眠より7時間睡眠の方が15%以上テストステロンの分泌が多いというデータがあります。
・寝る90分前までに入浴
テストステロンは入眠して90分で分泌のピークを迎えます。90分前に体を温めておおくことでスムーズな入眠に繋がります。
・お酒を飲みすぎない
過度のアルコールは利尿作用もあり、睡眠が分断される可能性が高まり、テストステロン値を下げます。寝る前は飲んでもビール1杯、日本酒1合に留めましょう
・運動習慣
運動には、ストレス解消や肥満改善以外に、睡眠の質に有益であると考えられています]。ウォーキング]や筋トレ、ヨガなど様々な運動が睡眠の質に有益であることが研究で報告されています
睡眠が中高年のビジネスマンにとって極めて重要であることと、睡眠の質を高めるために、簡単にすぐできることも紹介させていただきましたので、是非はじめてみませんか。
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.148(2023年10月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
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