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人生は言い方ひとつ

妊活社長の健幸経営応援団

妊活社長の健幸経営応援団  ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役   長谷川 幸二

2021年ビジネス書ランキングをみると、1位は100万部売れた永松茂久さんの「話し方が9割」。3位は大野萌子さんの「よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑」。最近売れている本も「大人の語彙力言いまわし大全」「売れる言いかえ大全」など「言葉の選び方」「言い方」に関する本が上位に入っています。職場や家庭で、どうしたら相手に上手く伝わるのだろうといった悩みを持つ人が多いということかもしれません。今回は、言い方について考えてみました。

スミマセンをやめる
例えばエレベータでドアを開けてもらった時などに出る「スミマセン」。何気なく使っていますが、意味は「謝罪」になります。
これを「ありがとう」に変えると「感謝」になります。同じ状況で選ぶ言葉がほんの少し違うと、全く違って伝わります。もう1つ変わるのが〝顔の表情〟です。
「スミマセン」というシーンだと顔は固くなりますが、「ありがとう」をいう場合には自然とニッコリした笑顔になります。ビジネスの場でも「スミマセン」ばかり言っている人より「ありがとう」が多い人のほうが楽しく仕事ができそうなイメージがします。もし「スミマセン」を多く発している人がいたら、今日から「ありがとう」に変えてみませんか。きっと周りの反応は良くなります。他にも「疲れた⇒がんばった」「失敗した⇒チャレンジしたから成長した」「成功したい⇒成功する」といったネガティブになりそうな時、ポジティブに置き換えるのもオススメです。

「でも」「しかし」より「これだけ」
話す順番でも相手の印象が大きく変わってきます。例えば、部下を指導する時に、いきなり苦言を呈したり指摘するのでなく、まず出来たこと、頑張った点を認めて、その後に改善点という基本的な流れの中で、覚えておきたいコツがあります。それは、ほめた後の接続詞に「でも」「しかし」を使わないことです。「よく頑張った、でも・・・」と言われると結果的に指摘されていると受け取ります。「よく頑張った。あとは〇〇だけ」と置き換えることで具体的なメッセージになります。相手は構えないでポジティブに受け取りやすくなります。

言葉の選び方や話すタイミング、順序、声のトーンで「伝え方」は変わります。最後に伝わる人と伝わらない人の根本的な違いをお伝えします。それは「自身の伝えたいことをとにかく言っている」自分軸で話しているか、「相手ベース」で「伝わる話」をしているかです。現代はSNSやブログ、動画配信など誰もが手軽に自分の思いや意見を発信できる時代。だからこそ、「伝える」相手を想い「伝わる」ように「言い方」を意識したいですね。

妊活社長の健幸経営応援団  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.131(2022年5月号)

プロフィール

長谷川 幸二(はせがわ こうじ) 
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。

https://www.aojirushop.com/



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