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エンタメとの向き合い方を考える

エンタメのチカラ

エンタメのチカラ  ■レジリア 代表 西 高一郎

2023年新しい年が明けて最初の回です。本年もよろしくお願いします。

さて、エンタメのチカラというタイトルで様々な角度からアプローチしていますが、年頭ということで初心に帰ってみます。
個人的にはエンタメ(=エンターテインメント)は人が生きていくために欠かせない楽しみ、心の栄養であると考えています。エンタメは時代に沿った形で、文字や歌、ビジュアル、そして舞台など様々なスタイルが生まれ変化しながら人の生活に根づき、そして文化として受け継がれています。

意識すれば、日常のどこにでもエンタメを見出せるというレベルまで来ているとさえ感じます。(もちろん感じ方は人それぞれですが)
世界中の人々が、幸せで笑顔を絶やさない日々を過ごすためには日常の多くのシーンにエンタメ性があり、同時にそれを感じ取れる感性を持つことも必要ではあります。
それでもやはり、エンタメは誰かの不幸の上に成り立つものでなく、誰かの幸せの上にさらに幸せを重ねられるものとして生み出していきたいと思う次第です。

さて、いくつかの事典によると、エンタメの定義とは“人々を楽しませる娯楽やサービスのこと”とあり、また日本では「娯楽を提供する」という意味を持ち、海外では「自分が楽しむためにある娯楽」を指す場合があるとあります。さらにビジネスにおけるエンタメの共通点として“人の個々を魅了して離さないもの”。加えてビジネスとして“人を感動させお金をもらう”という産業と指定の位置付けがあります。
多くの人やものが関わっている以上エンタメは、継続するだけでも多くのお金が必要です。過去にはアートやスポーツの世界では、パトロン、タニマチといったスポンサー的立場の人がいて、お金を出す(生活を支える)ことで特定の人や団体を支える人たちがいました。(今でももちろんあります)

前半で挙げた通り、誰かの幸せの上にさらに幸せを重ねられるエンタメ作り。関わるすべての人が明るい未来へつながるエンタメ。これが僕のエンタメ像です。産業としての面も抑えながらエンタメの持つ可能性や力を意識して、新しい一年も進んでいきたいと思います。そこから得たヒントや知識をこちらで紹介していきたいと思います。

皆さんも、是非そんな視点でエンタメを見てみてはいかがでしょうか。
新しい何かが見えるかもしれませんね。

エンタメのチカラ  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.139(2023年1月号)

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プロフィール

西 高一郎(にし こういちろう) 
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して、九州内外から依頼を受ける。

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