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環境問題をエンタメ化できると問題は解決するのか

エンタメのチカラ

エンタメのチカラ  ■レジリア 代表 西 高一郎

まずはタイトルの答えですが、加速度的に解決するには必要可決。これが僕の答えです。
たまたま身近な環境にいるから情報が入ってくると言うこともあるが、環境問題の一つにプラスチックを中心とした海ごみ問題があります。2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるというと言うあれです。

世界中で問題解決に取り組む人たちが大勢いる。個人から国レベルまで様々で、中には単なるビジネスとして取り組んでいる事例もある。しかし残念なことに大きな前進をしたという話はほぼ聞かない。むしろ妙な軋轢やどこかに皺寄せ生まれ、結局新たな金儲けのネタになってるだけで何の解決にもつながってなかったり。。。
よくよく考えてみると、現代の地球上の多く人々は、その生活のためにお金を必要としていて、そのお金を手にするために活動していると言っても過言ではない。

仮に”生きていくこと=お金を稼ぐこと”と仮定すると、最終的に行動の結果がお金を稼ぎに繋がっていないと続けていくことができないというロジックが成り立つのです。
じゃあお金に余裕のある人以外はお金稼ぎの行動しかしていないのか?と言うと、意外にそうでもなかったりする。
その一つにエンタメに興ずるために使われるお金があります。
舞台や映画、コンサートの鑑賞。なんなら美術館で絵画鑑賞や漫画を読むなんて、個人の精神的満足の最たるものかなと思ったりする。

話を海ごみに戻そう。
ごみの問題は、”ごみを出さない”と”出たごみを無くす(減らす)”と言う二つのアプローチがある。前者が叶えば後者はいつか不要になる。後者は一時だが行動の成果がもろに可視化されると言う特徴を持つ。
いずれにしてもかなりの長期戦なのは明白。お金で解決するにはゴミ問題解決の手段が稼げる仕組みになるか、多くの人にとって精神的満足を得られる仕組みとなるかが無いと続けられないのです。
そんなこんなで、たどり着いた答えが冒頭のそれです。

環境問題解決への活動が世界規模でエンタメとして機能するとごみが出てもいつの間にか出たごみは消えていく。その間にそもそもゴミを出さない仕組みを構築していく(ゴミの定義を正しく知ると意味がわかる)
鶏と卵どっちが先かみたいではあるが、とても大切な考え方だと思う。
皆さんも是非そんな視点で海ごみ問題にアプローチし続けてもらえたら明るい未来が少し早く訪れると思います。

エンタメのチカラ  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.141(2023年3月号)

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<プロフィール>

西 高一郎(にし こういちろう) 

レジリア 代表

1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して、九州内外から依頼を受ける。

エンタメのチカラ  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.141(2023年3月号)

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プロフィール

西 高一郎(にし こういちろう) 
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して、九州内外から依頼を受ける。

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