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ピンチをチャンスに変える魔法の言葉

妊活社長の健幸経営応援団

妊活社長の健幸経営応援団  ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役   長谷川 幸二

ビジネスでもプライベートでも、成功する人とそうでない人の違いは2つあります。1つは、「人の話を聴くこと」です。世界中で読まれている「人を動かす」という本にも書かれていますが、「人の話を聴くことにより、人生の80%は成功する」というほどです。
著者のデール・カーネギーは、聴くことの効果として①聴くことで相手の心を癒す②真摯に聞く人は好かれる③聴くことで自分も成長するとしています。

実際に自分自身も、話を聴いてくれる人に好印象を持ちますし、多くの人がそうだと思います。ビジネスシーンでは、お客さまのニーズもしっかり把握し、製品やサービスに活かすために、「聴く」ことがスタートになります。

もうひとつの違いは、困ったことが起きたとき、自分ひとりで何とかしようとせずに、周りの人に助けを求められるかどうかです。
人生には自分ひとりでどうにかできないことが多々あります。成功している人は、そんな時に「教えてください」「助けてください」「一緒にやりたいです」と3つの魔法の言葉を使っています。今、成功をおさめている経営者も、これまでに多くの絶望的なピンチを迎えた時に誰かに助けられています。

私も10年以上前、売上の9割を失うトラブルにあったときも、長引くコロナ過で事業内容の大幅な修正が必要になるほどの衝撃を受けた今回も、もう無理かもしれないという気持ちを抑え、踏ん張って前向きに仕事ができたのは、周囲に助けを求めてからだと実感しています。
ピンチの時に人にお願いする、助けを求めるというのは「そんなことを言ったら嫌われるかも」「あつかましい奴だと思われるかも」と不安になります。

しかし、逆の立場だとどうでしょうか。「相手の役に立ちたい」「できることを応援してあげたい」と思う人が多いのではないでしょうか。人に頼られるというのはうれしいものではないでしょうか。もちろん、普段からの信頼関係、コミュニケーションがとれていることが前提ですが。
ビジネスでもプライベートでも困ったときは素直な気持ちでお願いする、助けを求める。ピンチをチャンスに変えるのは、少しの勇気と感謝の気持ちだと思いますが、いかがでしょうか。

妊活社長の健幸経営応援団  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.135(2022年9月号)

プロフィール

長谷川 幸二(はせがわ こうじ) 
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。

https://www.aojirushop.com/

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