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バズワード“メタバース”の扱い方①

エンタメのチカラ

エンタメのチカラ  ■レジリア 代表 西 高一郎

前回も少し触れましたがメタバースというワードですが、幾つかのアンケート調査によると、実はここ半年でその認知度が20%強から50%程度まで上がっていたことがわかりました。なので、今回は全く知らない方のためにもう少しだけ触れてみようと思います。
ひとまず基本情報として、メタバースとは、「メタ(超)」と「ユニバース(宇宙)」の2つの言葉から生まれた造語で、「仮想の3D空間で何かを行うという世界観」だという捉え方が主流での様です。

いかがでしょう。それでもやはりなんだか小難しい感じでしょうか?
であれば、既に身近なところに存在するメタバースのわかりやすい事例を紹介します。
それは、所謂ゲームの業界です。1990年代後半まで、ゲームといえばテレビと繋いだゲーム機器や、小型のモニターと操作ボタンがセットになったゲーム機器で、シンプルなルールの中で得点を競ったり、スポーツや格闘技で誰かと対戦したりて勝ち負けを楽しむ感じのものが主流でした。

しかし、今ゲームの世界はとんでも無いことになっています。その空間は、現実と見間違うほどの綺麗な空間を再現しています。
また、インターネットで繋がった多くの人と仲間となって、リアルタイムにゲーム空間の世界の中で、共に協力して謎解きの目的を達成したり、相手チームと闘ったりして楽しんでいます。
そしてその時に使用している機器は、多くの人が普通に持っているスマホートホンだったりします。
メタバースのわかりやすい事例というのは、このゲーム空間そのものなんです。
自分の分身のキャラクター(アバターと言います)を用意して、好きな服装や身体能力を手に入れ、文字や音声を使ってコミュニケーションをとりながらそれぞれの方法で多くの人が楽しんでいます。
またゲーム内の通貨やポイントを通じて現実社会と繋がっている経済圏もあり、現実世界と融合された3DCGの仮想空間の中で、世界的アーティストのライブが開催された実績もあったりします。

少しはメタバースがなんぞやということが見えてきたでしょうか。
実はこのメタバース、色々調べてみるとわかったことですが、業界全体で共通の概念(定義)の一枚岩かと思いきや実際は違っている様です。
次回は、その辺まで触ってみようと思います。お時間ある方は、VR、MT、XR、ブロックチェーン、NFT、3D CGといったワードについて調べてみてください。
面白いですよ。

エンタメのチカラ  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.135(2022年9月号)

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プロフィール

西 高一郎(にし こういちろう) 
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して、九州内外から依頼を受ける。

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