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僕たちはどう「はたらく」か?

妊活社長の健幸経営応援団

妊活社長の健幸経営応援団  ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役   長谷川 幸二

スタジオジブリ宮崎駿の新作映画「君たちはどう生きるか!」。事前情報がほとんどない、「NO宣伝戦略」も話題ですね。私も公開まで声優もストーリーも分からない、事前情報の全くないまま観てきました。これから観られる方にネタバレしてはいけないので詳細は省きますが、「なるほど、そうきたか!」というのが正直な感想です。ぜひ、ご自身で映画館に足を運んでみてください。

そして、今回のタイトルはその影響を100%受けています。パクリと言われるかもしれません(笑)。私たちにとって、「どう生きるか」という問いは「どう働くか」と直結していると思っています。
例えば15歳から75歳まで1日8時間働くと合計12万時間になります。人生の3分の1は働くことに使っているので、「どう働くか」は重要な課題です。

また、私たちを取り巻くはたらく環境は、ここ数年の急速なAIの発展や政治不安やテロ、自然災害など、多くの不確実要素が発生し、どんどん複雑になっています。
これまでは、オフィスに出勤して勤務することが、多くの人にとっての当たりまえでしたが、コロナウイルスが流行した時には、在宅勤務が推奨されるようにもなりました。
男性の育休取得や女性の活躍推進をはじめ国も「働き方改革」を掲げていますが、現実的な問題として、ルールで労働時間の規制などをするだけでは生産性は上がりませんし、経営者、管理職、一般社員で求めているものも求められているスキルも異なります。

「働く」という言葉は「傍(はた=周りの人)を楽(らく)にする」ことから成り立っている、誰かの役に立つことが「はたらく」という見方があります。
会社に勤める、お店で働く、公務員として地域に貢献する、医療従事者として多くの人の命や健康を守る、家庭を守る、子どもを育てる、誰か人のために動くことは、すべて「はたらく」に該当します。そして、「はたらく」ことの大事なポイントとして「自分が楽しいからこそ周りを楽にできる」。これは、私の尊敬する経営者で、日本通運の米国法人やIT部門の責任者をされていた野口雄志さんという方が書かれた「働くことは人生だ!君たちはどうはたらくか?」本に書かれていたものです。まさに今の時代に必要な「はたらき方」の本質だと思っています。

「君たちはどう生きるか!」という映画も、「君たちはどうはたらくか」という本、どちらもこれからの時代を生き残る経営者にオススメです。


妊活社長の健幸経営応援団  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.146(2023年8月号)

プロフィール

長谷川 幸二(はせがわ こうじ) 
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。

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