経営者の知恵を後継者に残すことで100年企業の基礎を築きませんか

実行者と傍観者・・・・・経営は実行

ビジネス徒然草

ビジネス徒然草  ■アネーラ税理士法人 統括 藤本 周二

最近SNSのコメント欄を見てると驚愕することが多いです。一つにはコメントされておられる方の博識です。もう一つは似ていますが傍観者としての評論です。他人を貶める者も多くあります。
SNSのコメントについてどう考えるかを述べる立場に私はありませんが、経営的な観点からは考えることがあります。

国はどうやって成り立っているのだろうか?
国というものが人間より先にあるのではありません。日本人などの集合体が国を作っています。日本のGDPも国内での総生産を意味しますし、政府がその分配を決めるのが政治の本質かと思います。日本のGDPはこの30年以上ほぼ伸びていません(中国は2030年くらいに世界1になりそうではあります)。私たちは国に何か求めるならば、その前にGDPを上げて国に貢献しなければなりません。それが基本です。と言う事は、コメントよりも実行です。良いコメントも大切ですが実行です。

日本の今を見ていますと、貢献よりも何をしてくれるかの議論がとても多すぎます。大企業を批判する。政府を批判することも結構ですがその前にあなたはどの点で日本に貢献しているのか。そこがなければ空理空論かと思います。経営者は日本のGDPの担い手として重要な位置にあります。批判を恐れずに実行しなければならない立場にあります。そのためには日々の勉強が不可欠です。なぜなら経営とは人を通じてものをなすことだからです。

ソフトバンクグループの孫さんが人間としてどうあるべきかを確か述べていたと思います。私も同感する考えがあります

人間として偉大な順は

  • チャレンジして成功する事
  • チャレンジして失敗した人
  • チャレンジはしていないがチャレンジした人を助けた人
  • 何もしない人
  • チャレンジした人をけなす人

経営者は常にチャレンジです。傍観者では前に進みません。昨日と同じでは後退してしまいます。そして、失敗したら最小限に失敗をとどめて次のチャレンジの作戦を練る。この繰り返しはとても大変なことですがこれが日本のGDPを上げる根本だと思います。もちろんソフトバンクグループが適正な税金を納めているのかの議論はあります。私が述べたいのはそのような内容ではなくチャレンジなくして国の発展はないと言う事です。日本人は勤勉と言われていますが本当でしょうか?

貴方は傍観者ですか?実行者ですか?

ビジネス徒然草  Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.133(2022年7月号)

プロフィール

藤本 周二(ふじもと・しゅうじ) 【公認会計士】
アネーラ税理士法人 統括・東京事務所代表
1959年12月生まれ、福岡市出身、中央大学法学部卒。98年12月藤本公認会計士事務所を設立、所長に就任。2009年8月にエスペランサ税理士法人を設立し、理事長に就任。12年1月エスペランサコンサルティング株式会社、15年3月九州M&Aサポート株式会社、20年12月九州有限責任監査法人を設立。19年エスペランサ税理士法人をアネーラ税理士法人に改称。
信条:至誠天に通ず
著書:『社長の品格』(海鳥社刊)

https://anera.or.jp/

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