妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
「会えない時間が愛を育てる」という言葉。誰もが1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。郷ひろみさんの歌で有名ですが、元はイギリスのことわざだったりします。さてそんな豆知識は横に置いといて本題に入ります。去年から今年にかけては新型コロナウイルスの影響で人と人が自由に会えない時間が続きました。会えないからこそ「普通にあえる」とか「大切な人」に気付いたという方も多いようです。今回はそんな男女の心理や愛ではなくビジネスマンにとって大切な健康のお話をご紹介させていただきます。題して「食べない時間が元気を育てる」。
何を食べるかより、いつ食べないか
私たちは、「朝食をしっかり食べないと、脳が活性化せず、仕事も勉強もはかどらない」「3食しっかり食べた方が太らない」という「食べる」情報を長く信じてきました。しかし最近は「糖質制限」「ファスティング」など「食べない」が注目のキーワード。食べないというと、断食が思い浮かぶ方も多いと思いますが、「何を食べない」「いつ食べない」といった「部分断食」が最近の中心。そもそも論になりますが、現代の栄養学の基準は昭和40年に確立されたもので、現代人の生活には過剰摂取。1日3食しっかり食べるというのも消化・吸収・排泄という人間の生理リズムにもあっていないという研究データも多いのが背景にあるのかもしれません。
朝食抜き生活ダイエット
朝食を意味するブレックファーストは、fast(断食)break(破る)という意味があるといいます。陽が沈む夜6時までに夕食を済ませ朝6時に朝食を摂るという昔の生活だと自然に12時間の断食になります。そのまま朝食べずに昼まで我慢すれば16時間の断食。食べない時間が増えることで、腸や胃などの消化器官を休めることの効果が期待されますが一番の効果は、断食時間=空腹を感じる時間が増えることで細胞のミトコンドリアが活性化されることにあります。ミトコンドリアは私たちの活動のエネルギーを作る大切な働きをする細胞の器官です。健康が気になる方はミトコンドリアの活性のために「食べない時間」を意識してみてはいかがでしょうか。あまり大げさに考えず前日の晩御飯が遅くなった時などに、朝食を控えたり、朝起きたら水をゆっくり飲んでフルーツやヨーグルトを軽くとるなどランチまでの間は水分補給だけにするだけでも構いません。
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.126(2021年12月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
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