エンタメのチカラ ■レジリア 代表 西 高一郎
世の中の空気が動き出しまして、僕の従来の本業もかなり賑やかになりました。そしてこの春、僕は2つの施設オープンの仕事に携わり、エンタメが持つ力は未来を作るんだなぁと改めて実感したことがありました。今回はそんな話です。
福岡県のお隣、佐賀県。ここに非常に大きく豪華なアリーナが完成し、僕は、GWに開かれたトライアルフェスに参加してきました。
当日の様子は多くのメディア、ニュースで取り上げられていたので、ご存じの方も多いでしょう。最大収容8400人、センターハングビジョンを始め、超豪華な設備。さらにサブアリーナを所有。この施設では今後Vリーグ（バレーボール）、Bリーグ（バスケットボール）などのプロスポーツ、大型コンサートや展示会など、多彩な催事が開かれる予定です。
この日は概ねファミリー層を対象とした内容がメインでしたが、この真新しい施設でのリアルイベントで本当に楽しそうでした。ちなみにGW明けには、Bリーグの試合が行われ、こちらも多くの観戦者が訪れていました。
もう一件も同じ県内に新設されたアリーナのお披露目の現場。こちらは一般公開ではなく招待者向けのものでした。
プロスポーツの練習拠点になるその施設は練習拠点でありながら、今後、地元の方への活用も計画されているとのこと。先の現場と同じく参加された方は皆、口を揃えて施設の素晴らしさとこの場所から始まる期待に満ちた未来へワクワクさせられる思いを語っていました。
この2つの新設された施設のスタートに立ち会って強く感じたことがあります。
ここ数年間、世の中はリアルのイベントから大きく遠ざかっていました。オンライン展開という全く新しい形のエンタメが生まれ、物理的な距離を超えた新しい価値が育って来たことは間違いありません。
しかしリアル開催だからこそ体感できる“空間の力”がいかに大きいかを感じました。
今回、施設が完成したことで今後、プロスポーツの試合や音楽、舞台といったいろんな催事が開かれるでしょう。それをみて新しい未来を見つけるたり決めたりする子供たちが出てくると思います。
未来は今の先に続く道。
ここで展開する各種エンタメはそんな明るい未来を作る力を間違いなく持っているに違いない。
明るい未来を作る力を持っているエンターテイメントって素敵だな。
改めてそう感じたよ。という話でした。 お隣の佐賀県にできた大型アリーナ施設、気があれば皆さんもぜひ足を運んでみてください。
エンタメのチカラ Bis・Navi（ビス・ナビ） Vol.144（2023年6月号）
プロフィール
西 高一郎（にし こういちろう）
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して、九州内外から依頼を受ける。
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