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集客のテクニックの前にコンテンツ選びから見直そう

エンタメのチカラ

エンタメのチカラ⇒失敗しないイベントの作り方  ■レジリア 代表 西 高一郎

イベントを主催する方において、つきない悩みの種のひとつに集客があります。
そもそもイベントとは、しかるべき団体の中では、イベントの定義として「目的を達成するための手段」とされています。同時に、計画的に作り出される非日常的空間、体験の場ともされています。なので、計画的にことを進めておきながら、なおかつ目的を達成できなければ主催という立場において、そのイベントは失敗したと判断されても仕方のないことです。

さてさて、主催にとっての目的があるように、参加者や来場者にもそれぞれの目的があるというのは当然のことです。
究極にいって主催の計画した形で目的が達成されていなくとも、参加者や来場者がそれぞれに目的を果たすことができて、それぞれの成功を手にしたとすると、おそらく主催の目的は結果として果たせるものが多いと思います。
つまり、「集客はなぜ必要なのか」もしくは「集客にこだわることが本当に正解なのか」という部分においては、一定の条件付きなら正解ですが、失敗しないイベントを作る為の十分条件とは言えません。必須条件は、集客された方を満足させる、納得させる「コンテンツと運営体制が用意できている」ことです。


過去の記事にも書いていますが、意図的な詐欺行為でもない限り、お客様が主催に騙されたという感情を持たせることで主催者にとって都合の良いハッピーな未来が訪れる=目的を達成できる。そんなイベントなどあり得ないはずです。
集客のための情報開示、告知行為、それこそチラシやWEB広告、SNS展開、口コミなどあらゆる方法で参加や来場を募った結果、そこに集まってくれた多くのお客様は、それぞれ自分の果たすべき目的を持っています。その目的を果たせないのであれば、イベントそのものとイベントの主催者に対して、好意的な反応は見せませんね。
人によっては、そのイベントとイベント主催者に対してのクレームを広め、主催者にとってダメージを与えることにもなるでしょう。
SNSとインターネット、そしてスマートフォンが浸透している今の時代、マイナスの情報はあっという間にひろがり、しかも完全消去はできないうえ、人の記憶は曖昧な上にタチが悪く、ネット上に現れないところでも尾を引きます。

大企業のイベントでは、目的設定はしっかりしているものが多く見受けられます。
しかし個人レベルのイベントやちょっとしたワークショップやセミナーでは集客を意識するあまり、実施される内容と告知内容に差があるものを見かけます。コンテンツ(行・催事プログラム)をしっかり作り込むことが大切ですよということはこれが理由です。

主催者の思い込みや個人的利益を優先するあまり、来場者や参加者への配慮が欠けた内容になっていないか?来場者や参加者の目的が十分満足できる内容・構成になっているか?ここは十分検討し、全体がうまく機能していることを確認する必要があります。 主催者、参加者、来場者、3方それぞれの目的が一致していることが集客に対しての最低条件と捉え、正しい集客行為ができるようにコンテンツの制作には十分な注意を払って組み立てることをお勧めします。

エンタメのチカラ⇒失敗しないイベントの作り方  
Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.105(2020年3月号)

プロフィール

西 高一郎(にし こういちろう) 
レジリア 代表

1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して、九州内外から依頼を受ける。

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