経営者の知恵を後継者に残すことで100年企業の基礎を築きませんか

2021年 新しい年に向けて

ビジネス徒然草

ビジネス徒然草  ■アネーラ税理士法人 統括 藤本 周二

皆さま 2021年新春のお喜びを申し上げます。
2020年は今までにないこと、かつ、予想できない事が起こりました。経営はいろいろな坂がありますが「まさか」が一番怖い坂と言われています。このまさかが起きた年だと思います。

しかし、このまさかの年に対する対応は企業の力を示すとつくづく感じました。航空会社はコールセンターに客室乗務員を派遣、そして官公庁にも派遣などノウハウを生かした生き残り策を実施しています。この策はきっと大きなノウハウとして次の航空業界の発展に寄与すると思います。飲食店も持ち帰り、宅配進出、持ち帰りイベントなど懸命の努力をされています。きっと今後大きな花が咲くと思います。

菅総理は「自助。共助。公助」と言われました。ものすごい批判を浴びてあまり言われなくなったかと思います。しかし、私は機会の平等を原則として政治は行うことを基本思想として考えていけばあとは自助が一番大事なことだと思っています。つまり人間の努力により結果を出した人はその評価を受けるべきであると。富裕層は富裕層になるべく努力をしていると考えて多くの税金を支払い社会貢献をすればいいかと思います。結果の平等的発言が多く疲れる国になっています。

また、ロバの話のような国にもなっています。ロバに老夫婦が2人乗っているとロバがかわいそうだと言い、では夫が乗っていると妻がかわいそうといい、その反対に妻が乗っていると夫がかわいそうという。2人とも歩いているとロバの使い方も知らないのかとなる。情けないことです。

2021年は「突破」していきたいです。
・今までの考え方から脱皮したいです。そのためには学びを1から再スタートです。
 そして新たなチャレンジをします。チャレンジすることによって凡人の私は多くの事を学べます
・私は小さな会計事務所を経営していますし、1人の専門家でもあります。組織化の中でのプロの育成
 にさらに尽力します。

組織化の目的は素人でもきっちり仕事ができるようにすることです。プ ロとは一流の専門家になることです。一見相反する目的を高度に調和させることが目標です。

読者の皆様の2021年がよい年になれるように祈念いたします。
2021年もよろしくお願い申し上げます。

ビジネス徒然草  Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.115(2021年1月号)

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プロフィール

藤本 周二(ふじもと・しゅうじ) 【公認会計士】
アネーラ税理士法人 統括・東京事務所代表

1959年12月生まれ、福岡市出身、中央大学法学部卒。98年12月藤本公認会計士事務所を設立、所長に就任。2009年8月にエスペランサ税理士法人を設立し、理事長に就任。12年1月エスペランサコンサルティング株式会社、15年3月九州M&Aサポート株式会社、20年12月九州有限責任監査法人を設立。19年エスペランサ税理士法人をアネーラ税理士法人に改称。
信条:至誠天に通ず
著書:『社長の品格』(海鳥社刊)。

https://anera.or.jp/

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