経営者の知恵を後継者に残すことで100年企業の基礎を築きませんか

令和5年 新春のお喜びを申し上げます

ビジネス徒然草

ジネス徒然草  ■アネーラ税理士法人 統括 藤本 周二

読者の皆様 この文書を読まれるのは年末か年始かと思います。
経営者としましては令和4年の振り返りと令和5年の抱負が大切となるかと思います。令和4年もまたいろいろなことが起きました。コロナ禍3年目に突入してコロナで打撃を受けておられる会社も新たな局面に入ったのではないでしょうか。私も小さな会計事務所を経営しております。令和4年もいろいろなことが起きました。辛いこともありましたし嬉しいこともありました。

ただ、本音で言えることは私は従業員第1主義です。よく顧客第1主義とホームページなどで記載されている会社がありますがそれは一種のスローガン的なものだと思います。人間ですから自分が大事、家族が大事、親戚が大事、従業員が大事です。その従業員を守るには顧客が感動して弊社を評価してもらわなければなりません。顧客が感動するような仕事をするには従業員が安心して働ける環境が必要です。従業員が経営者を信頼して、あるいは信頼を超えて尊敬してくれるような関係構築が不可欠です。そのためには日常の心の触れ合いも大切にしなければなりません。もちろん信賞必罰は必要です。しかしその中でも信頼関係を持ったものでありたいと思います。

その考えでいくと会社の利益があれば一定額は従業員の将来のために生かす方がより信頼関係は強くなると思います。
さらに考えていくと会社が何を目指しているのかに行く着くのではないかと思います。
経営者としてどういう会社にしたいのか、です。特に一流を目指すならばそれにふさわしい過程があるはずであり、経営者も従業員も同じ方向を向いて努力する義務があると思います。そして多くの従業員の信頼を勝ち取るには「ものの道理」に基づいたものでなければなりません。「ものの道理」とは人により多少は違うかもですが基本的には誠実であると言う事だと思います。あの西郷隆盛は大誠実を目標としていたと言われるように「誠実」が道理だと思います。誠実とは嫌なことがあれば従業員から引き取り対応する。つねに一番つらいことは経営者が率先する。毎日の細かい日常においても誠実な動きをする。つまり人間として大誠実を目指すことだと思います。

会社としての一流を目指すには経営者はまず人間としての一流でなければなりません。そして会社が一流になるための過程を明確に従業員に示せるものを持っていなければならないと思います。
新しい年も「ものの道理」にしたがって大誠実な人間になれるように頑張っていきます

ビジネス徒然草  Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.139(2023年1月号)

プロフィール

藤本 周二(ふじもと・しゅうじ) 【公認会計士】
アネーラ税理士法人 統括・東京事務所代表
1959年12月生まれ、福岡市出身、中央大学法学部卒。98年12月藤本公認会計士事務所を設立、所長に就任。2009年8月にエスペランサ税理士法人を設立し、理事長に就任。12年1月エスペランサコンサルティング株式会社、15年3月九州M&Aサポート株式会社、20年12月九州有限責任監査法人を設立。19年エスペランサ税理士法人をアネーラ税理士法人に改称。
信条:至誠天に通ず
著書:『社長の品格』(海鳥社刊)

https://anera.or.jp/

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