経営者の知恵を後継者に残すことで100年企業の基礎を築きませんか

その行動の目的は何?

明日からHawaii life style

明日からHawaii life style  ■株式会社M&Mパートナーズ 代表取締役 前田 和人

営業職の人は営業、お客様と接触する為の行動をとらなくてはいけない。昼間に会社で事務処理している場合ではないです。遅くまで残り、見積もりつくるのも少し違和感を覚える。提案型営業!確かに、お願いセールスでは限界がある、今の時代は尚更です。良い提案を持ち込めば、仕事の受注があるのか?良い仕事の提案を持ち込めば、仕事が受注になると勘違いしている。

飛び込み営業→面談回数1、2回しかない→営業マンが嫌われる→半年ぶりの訪問
これで、良い提案をしても、ほぼ受注は無理ですね。そもそも、提案を真剣に聞いてくれてない。提案型営業!は目指すべきだが、仕事がとれないから提案しろ!では、結局、受注につながらない。

 大事なのは、見込客との信頼関係の構築です!電話、ファックス、メール、インターネットとデジタルコミュニケーションはいくらでもできる時代です。なのに、どこの会社にも営業職は存在する。なぜ?やはり、ダイレクトコミュニケーションが必要だと認識されているからだ。ということは、お客様と直に合わないと営業職を配置している意味はない。なのに、営業マンが見積もり書いているしかも、遅くまで残業して本来、人と合うことは体力を消耗する。まして、新規訪問を一日中やったら、もうクタクタな状態ですよ。

タイトルに話を戻すと、
目的:売上拡大(1,000万円) 手段:訪問件数10件となる。
1日の訪問件数の目標を10件とかに設定して営業活動を始めるわけです。これを毎日繰り返す。10件訪問を頑張って毎日、繰り返す。夕方5時の時点で今日はまだ、7件しか回れていない。後3件回らないと会社に帰れない。。。。なんとか踏ん張り10件クリアめでたしめでたし♬この繰り返しが1ヶ月も続くと、いつの間にか10件訪問することが、目的に変わっていく10件訪問が目的に変わると、とにかく顔をだす。戦略なき訪問だ!

これ、相手は迷惑!目的は売上拡大なのにいつの間にか10件訪問が目的になっている。
目的を認識して、手段を遂行していくとなぜ、こんなに毎日訪問しても、受注がとれないのか?考え始める、そして、少しの工夫を試してみる。ここに人間の成長が存在します。

上に立つひとは、ここをマネジメントしなければならない。「目的」と「手段」が入れ替わっていないか?1日10件訪問は何のため?と時々、営業マンに質問するだけで良いんですけどね。営業に限らず、会社内で、よく起こっていることです。ぜひ、自分自身に問いかけてください。これは何のため?
かなり有効な質問です。

明日からHawaii life style  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.142(2023年4月号)

プロフィール

前田 和人 (まえだ かずひと) 
株式会社M&Mパートナーズ代表取締役
1970年1月18日生まれ、佐賀県出身。88年地方銀行入社、福岡・佐賀の支店勤務を経て2005年に冠婚葬祭会社に転職。現在も冠婚葬祭会社の執行役員兼本部長として13店舗250人超のマネジメントを行なっている。12年1月社内ベンチャーとして株式会社M&Mパートナーズを設立、代表取締役に就任。
著書:『なぜ税理士は経営者の期待に応えられないのか』(かんき出版)。

M&M前田和人 | 企業価値を高め事業の発展をサポートするエンハンス・バリュー・パートナー

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