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モチベーションって言葉使っていませんか 

明日からHawaii life style

明日からHawaii life style  ■株式会社M&Mパートナーズ 代表取締役 前田 和人 

モチベーションの意味は「動機」です。目標に向けて行動する心理的エネルギー、行動を促すことです。モチベーションの代表的なものに「金銭的動機」「社会的動機」「自己実現動機」があります。

金銭的動機は、生活に必要な金を稼ぎたいという最も一般的・根本的なもの。
社会的動機は、一定の価値観を共有できる会社などの組織の中で活動を行い、その中で注目されたり、評価されたり、自分のポジションを守りたいという欲求から生じるものです。
自己実現動機は、自己を成長させたい、社会的使命感を満たしたいという欲求から生じるもの。概ね、このように定義されるるようです。

ここからは個人的見解になりますが、私はモチベーションを落とさない工夫を心がけています。そもそもモチベーションが高い状態というのは「おかしい状態」だと思っています。ハイテンションなイメージで、「おかしい状態」「異常な状態」になる訳です。その反動でモチベーションがあがらない。口癖のように言う人が多いのはこの辺にあるのではないかと考えています。それよりも「その気」になる状態がベストだと感じています。モチベーションが高いと次に低い状態になるのですから、精神状態は不安定です。

一方その気になるというとできるイメージができているのでできる方向に向かって行動が促進されます。例えば最近よく話している「個人資産一億円を実現する。」を自己実現だとすれば、これを動機に行動するのです。モチベーション(動機)は、自己実現である「個人資産一億円を確保する」となる訳です。

モチベーションを落とさない工夫というのは、自分の力ではどうしようもないことに一喜一憂しない!ということです。例えば売上目標1000万円を達成するのは行動の結果です。行動は自分の力でコントロールできますが、結果は他人に委ねることになります。 やるべきことをやったら後は相手次第ということです。その辺を見越して行動量を調整しなくてはなりません。運が良い時は行動量の半分でも目標は達成するでしょうが、逆の時もあるということです。そこで「今月はツキがない」とモチベーションを下げる人が多いと思うのです。だから、「他人に委ねる部分に一喜一憂しない」ことでモチベーションを落とさないように色々と工夫しているのです。  
そもそもモチベーションという言葉を履き違えているのですが。自分の頭の中は自分で自由にコントロールできるのでそこをうまく使いましょうというお話でした。

明日からHawaii life style  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.129(2022年3月号)

プロフィール

前田 和人 (まえだ かずひと) 
株式会社M&Mパートナーズ代表取締役
1970年1月18日生まれ、佐賀県出身。88年地方銀行入社、福岡・佐賀の支店勤務を経て2005年に冠婚葬祭会社に転職。現在も冠婚葬祭会社の執行役員兼本部長として13店舗250人超のマネジメントを行なっている。12年1月社内ベンチャーとして株式会社M&Mパートナーズを設立、代表取締役に就任。
著書:『なぜ税理士は経営者の期待に応えられないのか』(かんき出版)。

M&M前田和人 | 企業価値を高め事業の発展をサポートするエンハンス・バリュー・パートナー

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