妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
女性に嫌いな男性のタイプを聞くと必ず出てくるのが「上から目線」という答え。具体的にいうと「命令口調で言葉が汚い」「自分が正しいと思っていて人の話を聞かない」など。
自分は大丈夫と思っている男性は要注意です。
「S部長の言い方って酷いよね」誰か一人が口に出した途端、「そうだよねーあれは無いよね」女性たちがネガティブな感情を共有し始めたら最後、圧倒的なパワーを持つ女性たちを敵に回すことになり、職場でのコミュニケーションに支障が出ることになります。
ダイバーシティの時代
男性からすると「仕事に感情を持ち込むのはどうかと思う」「嫌われてもいいから仕事さえちゃんとして欲しい」と、思うかもしれません。しかし、今は、令和の時代、そんな考え方だと経営者、管理職としては残念な結果になりかねません。
「成果を出すこと」「顧客第一主義」といった昭和の成功体験や価値観は、女性だけでなく、Z世代や今の若い年代には理解されません。ましてや現代は多様性(ダイバーシティ)の時代です。様々な人材を活用、理解していない企業は生き残れません。
文化、年齢、性別、障害の有無、性的思考など職場におけるダイバーシティの基本は、相手への理解、尊重から始まります。女性だけでなく、部下や取引先、相手があれ「上から目線」は嫌われるだけでなく、仕事への影響が大きいので注意したいですね。
何をするかではなく
仕事ができるビジネスマンの周りには、「私、手伝います」「任せて」と何も言わなくても喜んで動いてくれる優秀な女性たちが社内にも社外にも多く集まってきます。
「上から目線で話す」ことはないですし、女性からの相談やちょっとした雑談でも否定語で返すことはありません。例えば「いや、そうじゃなくて」「難しく考えすぎじゃない」「細かいこと気にしすぎだよ」さらには「何がいいたいの?」「結論から話してくれる?」「オチは?」と女性が話しているのを無理やり纏めるようなことをしません。
職場でも家庭でも女性に嫌われないための基本は、何か特別なことをするのではなく、「上から目線」「否定する」「話を奪う」この3つをしないということです。これは女性だけでなく、若い世代とのコミュニケーションでも同じことがいえます。
もし、社内やお客様との関係で上手くいかない管理職がいたら、この3つのどれかに該当している可能性が高いので改善するだけで社内の雰囲気が劇的に変わります。
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.140(2023年2月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
コメント