妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
心理学者アルフレッド・アドラーは「人間が幸福な幸せを送るために必要なこと」として次の3つをあげています。
①心から没頭できる仕事(天職)がある。
② 協力し合える仲間がいる。
③ 愛する異性がいる。
この3つを総合的に身につけた人は幸福度が高いそうです。仕事、仲間、異性というテーマは働く人すべてに関わる普遍的で重要なキーワードです。
ジェンダーレスの時代と言われる現代社会では、社会的・文化的な面で男女の区別・差別がない世界を目指しています。職場では「男性だから」「女性だから」といった性別での差別は絶対にしてはいけません。しかし男性と女性では見た目も体つきも、考え方や行動、価値観でも異なる部分があります。同じ言葉でも受け取り方や感じ方も違いますし、伝え方も違います。
「ちゃんと私の話聞いてるの?」「どうしてわかってくれないの?」「感情的にならずに何が言いたいのか結論を言ってほしい」これはよく起きる異性間の違いによるすれ違いの一例です。職場の同僚より恋人同士、恋人より夫婦の方がこういったすれ違いからケンカに発展しやすいようです。自分との距離感が近いほど、付き合いが長くなるほど「察してほしいのにわかってくれない」という不満が強くなる傾向にあるようです。
例えば、人から同じ悩みを相談された場合、男性は「問題を整理し解決策をアドバイスすることを優先する」女性は「相手の話をじっくり聞いて悩みに共感する」人が多いという脳科学のデータもあるほど違いがあります。
しかし男女は違いがあるからこそ衝突することもあれば、惹かれあったりするのも事実です。そもそも男女間のコミュニケーションのギャップは「相手も自分と同じように考えている」という思いから生じます。だからこそ、男性は女性の、女性は男性の身体の違いや気質の違い、考え方の違いなどに違いがあるという前提に基づいて、お互いが気持ちよく仕事ができるよう対応を考慮するための知識やスキルがとても重要になっています。
仕事やプライベートでも、もっとうまくやりたい、成功したい、自分も周りも幸せにと思っているなら、男女は違うことを理解し、違いを認め合うことで「なんで分かってくれないの?」というストレスも減っていきます。
男女のコミュニケーション不足を改善することができれば職場でのセクハラ、パワハラ問題、お客様とのコミュニケーション、家庭での夫婦会話や異性の子供の行動への理解なども上手くいくと思いませんか。もしお悩みがあれば長谷川までご連絡いただければお手伝いできることもあります。
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.123(2021年9月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
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