たとえば、鹿児島旅行に行き「昼食に豚カツを食べたいが、美味しい店はどこかな。」とGoogle検索をする流れは、スマホユーザーであればごく一般的な検索動線になりました。
ですが、Z世代が旅先でGoogleなどの検索エンジンを活用するのは、基本的に地図を見るときだけ。なぜなら彼らは、旅行に出かける前からSNSで美味しいお店をリサーチし、既にリストアップしているからです。
マッキンゼーの2019年下半期調査によると、APACのZ世代は約3分の1が1日6時間以上スマホを使用しているそうです。彼らは日々、多くの情報の中から直観的に良いと思う投稿を保存しているのでしょう。そしてGoogleが消費行動の第二段階として、信憑性の高い口コミの調査や、現地で店舗への道筋や移動手段を知る段階で利用されます。
このように世代によって検索動線が全く違うわけですが、実は一見使い方の違う検索エンジンとSNSは集客の両翼です。SNSがZ世代の興味を引くためのきっかけになることは間違いありませんが、Google検索をして正確な情報がなかったり、想像していたような良い口コミ評価がなかったりすると来店に繋がりません。
つまり売上に繋がるには、SNSの充実した動画や画像、Googleマイビジネスの内容充実、良いサービスによる既存客の口コミが必要ということです。Googleマイビジネスの開設をしていない、更新を怠っている方はいませんか。今日が売上アップの第一歩になるかもしれませんよ。
ミレニアル紀行文 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.141(2023年3月号)
プロフィール
石田眞穂 株式会社ソリューション
1996年生まれのWEBライター。熊本県出身。私もGoogleの口コミ評価は隅々まで調査します。星が4.3以上のお店は大体外れがないという体感アリです。先日友人と伺ったナチュラルワインを提供してくれるビストロも、評価は4.3でした。
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