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シェアリング型ビジネス

ミレニアル紀行文

今年27歳になるミレニアルZ世代の私は、携帯充電器や自転車を持っていません。なぜなら単純にレンタルで使う方が楽で使い勝手がいいからです。コンビニなどでレンタサイクルの「チャリチャリ」や、充電器の「チャージスポット」を見かける機会が増えたと思いませんか。
若い世代を中心にモノへの執着が希薄になり、モノは所有するためでなく使うためにあるという考え方が浸透してきています。自分にとって必要なとき必要な分だけ使うことができる方が所有するよりもなにかと都合がいいからです。

実は最近「シェア畑」というサービスに最近注目しており、もっと九州にこそ浸透して欲しいなと思っています。農家の高齢化や担い手不足で維持・管理が出来なくなった農地などを家庭菜園として貸し出すシェアリング型ビジネスです。
九州は農地が多く、その分だけこのサービスで着目された問題に直面しています。畑を貸し出すオーナーさんは畑の維持管理の負担が減り、畑仕事をしたいユーザーは週1レベルで農業の体験から始められる、日本の食料自給率の低さが露呈しているこんな時代だからこそもっと注目して欲しいサービスです。

本来モノへの執着がなくなってきているという若者を中心とする需要の変化に着目したサービス展開であったものも、視点を変えれば社会問題を解決する糸口になり得ます。若者の拡散力とレンタルサービスに対するハードルの低さを使って、会社で眠っているモノやサービスを貸し出してみてはいかがでしょうか?

ミレニアル紀行文 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.142(2023年4月号)

プロフィール

石田眞穂 株式会社ソリューション
1996年生まれのWEBライター。アキッパという個人が所有地を駐車場として貸し出すサービスを先日初めて利用しました。民家の駐車場で驚きましたが、パーキングより安価かつアプリで予約ができるので駐車場探しの手間が省けて画期的でした。

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