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ちいさなハチドリのちいさないってき

絵本に学ぶ仕事術

絵本に学ぶ仕事術  ■有限会社ウーヴル 代表取締役 三宅 美穂子

8月は毎年、戦争のない世界を願って、命を考える絵本を選ぶ。今年は、南アメリカの先住民に伝わる物語、ちいさなハチドリの話。 
ニューヨーク近代美術館MoMAのホリディカードを手掛け、2020年には、徳島県の人口1,000人の村で、子どもたちのために建設された「未来コンビニ」で世界のデザイン賞を多数受賞しているウノサワケイスケさんが描かれた絵本。

とにかく色彩が美しい。南アメリカの景色、空の色花々。そして、山火事の強烈な赤。物語の文字以上に絵が場面を豊かにしている。
ここから、地球の命を考えてみたい。
ハチドリは、他の動物たちと森にすむ。ある日、雷が森に落ち、お一気に燃え広がり、みんなが暮らす森は火の海となった。

みんなは避難したが、はちどりは違う。小さなくちばしで川の水を1滴1滴運び火を消そうと飛び回っている。ほかの動物たちは、できるはずがないとただ眺めるだけ。それでも何回も何回も・・
ハチドリは言う。「ぼくは いま じぶんが できることを しているのさ」。はっとした、みんなもそれぞれの方法で水を運ぶ。そして・・・

この絵本の奥付に参考文献として記載されている『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』(制作:ゆっくり堂/監修者:辻信一/出版:光文社)の本から、ハチドリの行為を学び、私たちができることができる。
山火事を地球温暖化に、ハチドリのしずくを、私たちの地球を冷やす行為と考えてみよう。ハチドリの行動は私たちだ。傍観者になっていた動物たちも私たちだ。
そもそも地球温暖化を引き起こしているのは人間一人ひとりの意識と行動にあるのだ。

この小さなひとしずくを、CO2 100gを「1ポトリ」の単位で表し行動を数値化すると、「ペットボトルの使い捨てを1本やめる(1.4ポトリ)」、「食品トレーを1枚リサイクルする(1ポトリ)」、「ジャーの保温をやめる(1日0.8ポトリ)」
みんなが1日1回この行動をしたら・・。

地球の叫び声が大きくなる昨今。
今日までの歴史を作ってくれ、未来をみせてくれるすべての命の上に生きていることに感謝して、地球の命を考えよう。
これは1人でも多いほうがいい。ハチドリのひとしずくのように、私たちの、1ポトリを、考え行動しませんか?

『ちいさなハチドリのちいさな いってき』

企画・原案: はしづめ ちよこ
 絵 : ウノサワ ケイスケ
出版社: イマジネイション ・プラス
発 行:2022年

「絵本に学ぶ仕事術®」   Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.134(2022年8月号)

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プロフィール

三宅 美穂子(みやけ みほこ) 
有限会社ウーヴル 代表取締役
2005年2月25日創立、翌06年3月15日同社設立。企業向け研修やキラキラ社員のプログラム(社員によるいい仕事のための自社内研修プログラム)業務改善アドバイスを手掛けている。

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