経営者の知恵を後継者に残すことで100年企業の基礎を築きませんか

若いころ知っていれば人生が変わったかもしれない

弁理士よもやま話

弁理士よもやま話  ■加藤合同国際特許事務所 会長  加藤 久

先日、とあるマーケティングセミナを受講しました。元々売る技術に興味をもっており、様々なマーケティングセミナーがあることは知っておりましたが、会長となり、時間ができましたので、3日間のWeb集中セミナーに参加しました。

今をときめく九州のいくつかの有名企業が、このマーケティング手法を取り入れていたり、現在テレビで盛んに宣伝するまでになった医療機関も、小さな組織だったときに取り入れていたのです。「もっと早く、30年前に知っていれば人生が変わったかもしれない。」との印象を持ちました。

私は、この30年間、様々な新技術と出会い、その権利化に全力を尽くしてきましたが、そのような素晴らしい技術がどの程度世の中に活用されているかに疑問を持ち、会長となり時間がとれるようになれば、その技術の普及を我が人生の最終目標にしようと決めました。
良い技術であればあるほど売ることがおろそかになりがちですが、それでは到底世に広めることはできません。たとえノーベル賞級の発明であっても、買う人の立場に立って、買いたくなる商品やサービスに高める必要があります。

一方で、開発というのは普通では無理だといわれているような常識に反することをやるわけですから、とても需要者目線での開発などできるわけがありません。我が道を行くひとが、むしろ開発には向いているのです。
したがって、開発者はそれを売るビジネスには直接的には関与しない方が良いのです。無論開発者としての様々なアドバイスは必要ですが、先頭をきって中心的に動くと多くの場合失敗しますし、私はそのような多くの場面に出くわしました。

もし私が特許事務所を創る前にこのようなマーケティングスキルを身に付けておけば、権利の取り方も実際に商品に合うように大きく変わってきたでしょうし、また、販売の支援もお手伝いすることができ、私の人生は大きく変わり、もっとお客様を良い方向に導いていけただろうと思いました。
更に言えば、私が学んで、その知識を間接的にお伝えするよりも、直接皆さんご自身で受講される方がもっと効果的であろうと思いました。

是非皆さんにも経験していただきたいと思います。下記のQRコードからお申込みいただければ3時間のセミナーを無料で受講することができます。単にアメリカ方式の売るだけのテクニックを学ぶのではなく、日本で江戸時代に確立された「三方よし」の経営哲学に触れることができます。

このようなセミナーを頭から嫌う人が居ますが、それは人生において大きな損失です。私のように60歳を過ぎても十分に役立つ感動のセミナーですが、若ければ若いほど、知ることの効果は長く享受できますので、是非参加されることをお勧めします。売ることに苦労しているあなたの人生がかわることは間違いありません。

弁理士よもやま話  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.131(2022年5月号)

プロフィール

加藤 久(かとう ひさし) 
加藤合同国際特許事務所 会長 
1954年福岡県生まれ。佐賀大学理工学部卒業後、福岡市役所に勤務。87年弁理士試験合格、
94年加藤特許事務所(現:加藤合同国際特許事務所)設立。2014年「知財功労賞 特許庁長官表彰」受賞、20年会長就任。
得意な技術分野:電気、機械、情報通信、ソフトウェア、農業資材、土木建設、無機材料、日用品など。

加藤合同国際特許事務所|福岡で特許・実用新案・商標・意匠の出願は
福岡(九州)の特許事務所、加藤合同国際特許事務所では特許出願及び実用新案登録出願の代理業務や意匠登録出願、商標登録出願の代理業務を致しております。お支払いにはクレジットカードもご利用頂けます。

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