弁理士よもやま話 ■加藤合同国際特許事務所 会長 加藤 久
大きなことを成し遂げるために、
強さを与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶように、弱さを授かった
偉大なことができるようにと、健康を求めたのに
より良きことをするようにと、病気を賜った
幸せになろうとして、富を求めたのに、
賢明であるようにと、貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようとして、力と成功を求めたのに、
得意にならないようにと、失敗を授かった
人生を楽しむために、あらゆるものを求めたのに、
あらゆるものをいつくしむために、人生を授かった
求めたものは、一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。
私はもっとも豊かに祝福されたのだ
いつもご紹介する雑誌「致知」には、魂を揺さぶられるお話が多いのですが、この詩にも何か感じるところはありませんでしょうか。
致知2022年6月号の、鈴木秀子氏と田坂広志氏の対談の中で紹介されているもので、鈴木氏が若いころアメリカに行ったときに、病院の入り口に掲げられていたものだそうです。
長い人生において、だれでもが、1度や2度は、願ったことととは逆の、一見、不運と思われるような出来事に遭遇することがありますが、そのときに、心安らかに人生を生き抜くため多くのヒントが得られます。
私が間接的にご紹介するよりも、皆さんに直接対談の内容に触れていただき、多くの感動を味わっていただきたいと思います。
致知出版社では、多くの人に触れていただくために、バックナンバーを1冊、無料で届けるサービスがあるようです。
ご興味がある方は、私「加藤久」まで遠慮なくご連絡ください。
弁理士よもやま話 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.132(2022年6月号)
プロフィール
加藤 久(かとう ひさし)
加藤合同国際特許事務所 会長
1954年福岡県生まれ。佐賀大学理工学部卒業後、福岡市役所に勤務。87年弁理士試験合格、
94年加藤特許事務所(現:加藤合同国際特許事務所)設立。2014年「知財功労賞 特許庁長官表彰」受賞、20年会長就任。
得意な技術分野:電気、機械、情報通信、ソフトウェア、農業資材、土木建設、無機材料、日用品など。
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