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クラウド会計

経営者と税理士と節税

経営者と税理士と節税   ■井上税理士事務所 所長  井上 伸一

最近、クラウドシステムとAIを利用した会計システムを導入している企業や個人経営者が増えているようです。連携システムを利用して、預金やクレジットカードの情報を取り込めば、スマートフォンやパソコンで簡単に預金残高やクレジットカードの利用状況等が簡単に把握でき、追加の情報を入力すれば、経営状況を確認することもできます。連携作業は驚くほど簡単です。私どもも当事務所の会計システムに直接、連携作業を行っている法人・個人もあります。初めて行ったときは、「これまでの面倒な入力作業は一体何だったんだろう」と思いました。

通常、私どものような税理士事務所は、皆さんがクラウド上で処理したデータを事務所の会計システムに取り込むか、そのままクラウドの会計システムを利用して損益計算書や貸借対照表を出力することになります。やはり、データを事務所のシステムに取り込んで修正・訂正を行う方がとても楽です。高い料金を支払って会計・税務等のシステムを導入していますが、高いだけのことはあります。慣れているというのもあるでしょうが、とても簡単に修正、追加の処理が可能です。

多くの場合、連携システムを利用して会計処理をするのですが、預金口座からの出入りのみは簡単に連携できますので、間違いなく残高は合ってます。ところが、どんな内容の出金なのか入金なのかの情報処理を誤ってしまうと、同じ内容の取引を通年、誤ったままの処理をしています。特に面倒なのが消費税です。課税取引なのか、免税事業者との取引なのか、軽減税率なのか等々。同じ取引先でも通常税率の場合と軽減税率の場合もあります。決算・申告作業の前に消費税の修正作業で多くの時間を費やしてしまうこともあります。

このような事柄に注意してクラウド会計・連携処理を利用すると、後の処理がとても楽になりますし、経営状況の的確な把握につながります。
便利なシステムを利用してお互い、楽に日々の業務を進めたいものです。

経営者と税理士と節税  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.171(2025年9月号)

プロフィール

井上 伸一(いのうえ しんいち) 【税理士】
井上税理士事務所 所長
昭和46年、福岡県生まれ。長崎青雲高等学校、立命館大学法学部卒業。
平成11年、税理士登録。平成23年、井上税理士事務所開業。
中小企業の経営指導のほか、企業経営者・医師等に向けて各種セミナーを行う。

URL http://www.itax.jp/

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画像は2024年8月号です

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