社長の知恵 ■コミュニケーション力アップ
先日、お歳暮やお中元など贈り物をする際の心配りについて、私なりの考えを書きました。
(お歳暮を送る際の配慮については、こちらをお読みください。)
今回は、贈り物をもらった際の謝意の伝え方について書きます。
お歳暮をいただいたけど、
・お礼の返事をした方が良いのか?
・いつ返事をした方が良いのか?
・お歳暮を贈った方が良いのか?
迷う方も多いのではありませんか。
謝意はいつ伝えるのか?
まず、お礼のタイミングですが、
①すぐにお礼の電話をするか、メールを送る
②2,3日以内に電話をするか、メールを送る
③しばらく時間を置いてから電話する、あるいはメールを送る
④お礼の連絡はしない
など、が考えられます。これは、個人や会社としての考え方なので、正解はないと思いますが、私からの提案は、お礼の連絡は、
①品物を受け取ったら、一刻も早く電話やメールなどで連絡をする
品物にもよりますが、賞味期限の短いものや割れ物などを贈った方は、「無事に着いただろうか」「贈ったものが痛んだり、雑に扱われていないだろうか」などを気にしているでしょうから、「無事に受け取った」ということをお礼と共に伝えましょう。
それで、相手も安心するはずです。
なかには、今日は休日だから休み明けの方が良いのではないかとも思われますが、「休日に電話をかける間柄でもない」と思われるのであれば、メールやSNSでもいいと思います。
②その後、できれば、早い段階でお礼状を送る
食べ物であれば、その感想などを添えてお礼状を送ると、相手も嬉しいはずです。
お礼の品を送るべき?
お歳暮などを頂いたら、お礼の品を贈るべきかどうか迷いませんか?
・お歳暮を頂いたら、すぐにこちらからもお歳暮の品を贈る
・すぐに贈るのは控えて、しばらくたってから贈る
・謝意だけ伝える
・別の機会に贈る
これも、相手とどのような関係にあるか、などにもよりますし、考え方の問題ですから、どれが正解でどれが間違っているとは言えませんね。私からの提案としては、
・お歳暮をいただいた謝意を伝える(電話・メールと礼状)
・別の機会に贈る
ということを心掛けています。
例えば、お歳暮をいただいて、すぐに何かを贈るのではなく、時期をずらして新年の挨拶や寒中見舞いで品物を贈ったり、旅行に行った先の産物を贈ったり、あるいは、地元でも、面白い物や話題になっている物、自分が食べたり、使ったりしてとても気に入った物などを贈るようにしています。
➤経営に生かすポイント
<プロフィール>
宇野 秀史(うの ひでふみ) ビス・ナビ編集人
昭和40年5月生まれ、熊本県出身。熊本県立第二高校、京都産業大学経営学部卒。出版社勤務を経て、独立。2017年7月、月刊ビジネス情報誌「Bis・Navi(ビス・ナビ)」を創刊。株式会社ビジネス・コミュニケーション代表取締役。歴史の知恵、偉人や経営者が残した知恵を綴る。また、経営者の知恵を後継者に伝える、知恵の伝承にも取り組む。
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