妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
セクハラ、パワハラ、マタハラ…。世の中には聞き慣れない“●●ハラ”がたくさんありますが、皆さんは“カスハラ”という言葉をご存じでしょうか?
カスハラとは「カスタマーハラスメント」の略。顧客や取引先から受ける理不尽なクレームや暴言、嫌がらせのことを指します。
たとえば——
「名前は覚えたぞ!SNSで拡散するから覚悟しておけ!」
「お前じゃ話にならない。上司を呼んで来い!」と居座る
「新人かよ!」「使えねぇな!」などの暴言や威圧的な態度……
こうした行為は、日常的に社員を苦しめています。そして問題なのは、それに晒されている社員の声が、社内でかき消されがちだということ。
「会社は自分を守ってくれるのか?」という不安。「上司は分かってくれない」という孤独感。こうした感情が蓄積し、「辞めたい」と退職を選ぶ社員も増えています。
そこで今、注目されているのが——ハラスメント研修に加えた「カスハラ対策宣言」。
対外的に「社員を守ります」と明確に発信することで、企業の信頼性を高めると同時に、採用や人材定着にも大きな効果を発揮しています。特にZ世代の求職者は、「どんな制度があるか」よりも、「どんな価値観を持つ職場か」を重視する傾向があります。
HPや求人票に「カスハラ対策に取り組んでいます」と明記したところ、応募者数が前年比で2倍に増加したケースもあるようです。「社員を守る会社」は、それ自体が“採用力”を持つ時代になったのです。
もちろん、宣言するだけでは意味がありません。現場の声に耳を傾け、具体的な対応策を講じ、必要であれば顧客対応ルールそのものを見直す——「お客様は神様です」から、「お客様も、社員も大切にします」へ。この価値観の転換こそ、これからの企業に求められる視点です。社員が安心して働ける環境は、「笑顔のある職場」と同じく、じわじわと人を惹きつけます。ハラスメント対策はコストではなく、未来への投資。
まずは小さな一歩として、「私たちは社員を守ります」という宣言から始めてみませんか?
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.168(2025年6月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
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