妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
SNSが普及し、誰でも簡単に自分の意見や感情を発信できる時代がやってきました。これは大変便利ですが、その一方で、発信には大きなリスクも伴います。最近、フワちゃんがX(旧Twitter)での投稿をきっかけに番組を降板し、芸能活動を休止する事態が起きました。軽い気持ちで発信した内容が、思わぬ形で批判を浴び、大きな波紋を呼ぶことは、テレビタレントだけでなく、経営者や講師といった立場の人々にとっても現実的なリスクです。
最近では、元フリーアナウンサーや福岡のレンタカー屋さんもSNSでの発言をきっかけに炎上しました。フリーアナウンサーは働く男性の体臭に対する侮蔑的な発言が批判を呼び、レンタカー屋さんは「ウケる」と思って投稿した内容が世間の笑いの価値観とずれてしまい、大きな批判を招きました。これらの事例から、SNSでの発信がどれほどリスキーであるか、そしてその発言が社会全体にどのように受け取られるかを慎重に考える必要があることを学べます。
SNSはパブリックな場であり、どんなに個人的な意見や感情でも、インターネット上に公開されると予期せぬ反応を引き起こす可能性があります。フワちゃんやフリーアナウンサー、レンタカー屋さんのケースはいずれも、SNSの投稿が広く共有され、多くの人々の目に触れるという現実を示しています。この点を理解し、発信する内容に責任を持つことが大切です。
また、言葉の選び方には慎重さが求められます。誤解を招いたり、不適切だと判断される言葉が、個人や企業のイメージを一瞬で崩してしまうこともあります。フリーアナウンサーのケースでは、男性に対する「マウント」の取り方が問題視され、多くの批判が集中しました。言葉一つで相手にどのように受け取られるかを常に意識することが重要です。
さらに、SNSでの発信は、その人の思考や価値観が反映されるという点も見逃せません。日常的に自分の思考、言葉、行動を見直し、健全な価値観を持つことが求められます。他者へのリスペクトや配慮が感じられる発言を心掛けることで、より良いコミュニケーションが築けます。
SNSは素晴らしいツールであり、適切に使えば個人や会社の魅力を引出すことができますが、軽率な発言は大きなリスクを伴います。SNSの発信が引き起こすリスクを理解し、慎重に対応することで、個人や企業のブランドを守り、長期的な成功を手に入れることができます。発信する言葉に責任を持ち、行動でそれを裏付けることが必要です。この視点を持ってSNSを活用することで、ブランディングやビジネスの成功も、より一層高まります。
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.159(2024年9月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
「Bis・Navi」定期購読のご案内
「Bis・Navi(ビジネス・ナビゲーター)」は、書店では販売しておりません。確実に皆様にお読みいただくために毎月、弊社より直接郵送にて情報誌を送らせていただきます。この機会に是非、お読みくださいますようご案内申し上げます。
<定期購読料>
5,500円(消費税込み)
※1年分12冊をお送りします
※送料は上記料金に含みます
定期購読に関する詳細はこちらをお読みください。⇒「購読のご案内」

コメント