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イベント主催をする人へ、したい人へ

エンタメのチカラ

エンタメのチカラ  ■レジリア 代表 西 高一郎

ここ数年、エンタメの世界はいろいろなスタイルを持つようになった。映像、音楽、演劇など舞台上の何かを観覧するものやお祭りや体験イベントのように自身が出店側でも、来場者側でも楽しめるもの。オンライン参加、とにかく色々な形で様々なイベントが行われるようになったし、参加できるようになった。

半面、それを主催する人やグループにも種々のタイプが現れるようになった。
・お金儲けでなく純粋に人が楽しめる場を作ろうとする人
・作品を見てほしいがためだけにぱフォーマンスする人
・単純にお金儲けの人
中には学生の文化祭のノリの延長線で世界に通用するような作品を生み出すクリエーターもいる。
なんにせよエンタメの力でたくさんの人が元気になったり笑顔になったり、明日への活力をもらったり。それは本当に素敵なことだと思う。

さて、日の当たる場所があれば必ず影もできる。
その一つが、主催に覚悟がないままの催事も増えたということ。主催に必要な覚悟をあげるとすると、
・何を差し置いても会場とそこに出入りする人々すべての安全の確保を担保すること
・関係するすべての方に笑顔と未来への活力を与えようとし続けること
この二つは是非ものと考えている。

安全については、言わずもがなである。具体的には、すべての出入りする人々は「事故や事件は起きないと考えている」からである。怖さや不安を売りにしている作品、サービスでも本当に事故や事件が起きるわけでない。裏を返すと事故や事件は起きない前提の上になりたっている。
笑顔と未来への活力についてだが、エンタメは娯楽である。楽しめる内容であることが前提である。怖さや不安を与える内容も、それを望んでいる人にとってはその感情を楽しむためのものである。

つまり、人を不幸にするものはエンタメとは言えないのである。
現代社会はコンプライアンスという名の非常に多くの制約が存在している。その影響で、エンタメのコンテンツ制作は以前ほど自由な設計ができなくなったと思う。

逆にコンプラ違反への攻撃は想像できないほど激しいものもある。また極端な例だが、海外では主催が参加費だけ集めて、開催されない詐欺状態のものあったと聞く。何も行われない会場に参加者だけが集合していたのだ。

人の心を元気にしてこそエンターテインメント。
何かを主催の折は、見た目の華やかなさや主催するメリットだけではなく、それを支える関係各位や来場者の当たり前のボーダーラインを忘れないで欲しいと思います。
そして「主催して良かった。参加して良かった」が循環するエンタメの世界の一部となってくれと切に願います。



エンタメのチカラ  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.169(2025年7月号)

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プロフィール

西 高一郎(にし こういちろう) 
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して九州内外から依頼を受ける。

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