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え?そこで改行??キモは意図的か否か。な話し

エンタメのチカラ

エンタメのチカラ  ■レジリア 代表 西 高一郎

今回はキャッチコピーを素材に本職が本職たる意味をご紹介します。
キャッチコピーとは言わないまでも、皆さんもSNSや報告書等、タイトルやちょっとしたキャッチコピー的文章を考える機会があると思います。
なんならバズるといいなぁ〜みたいな思惑もあったりしますね。かと思えば、全く意図せずバズるツィートなんかも。

プロの仕事はそこをどこまで狙って、打率良くいけているかなんですが、おもしろ事例があったので今回はそれを紹介させて下さい。
2025年2月22日サントリー「翠」の新シリーズCMが始まると程なくしてこの広告とキャッチコピーが爆発的にバズり出します。
理由は”改行”。
コピーは、”このすっきり、人生変わっちゃうかも。
この一文をビジュアル上、3行でレイアウトしています。
その改行は”従来の一般的な感覚だと、まずそこでの改行はない。というポイントでした。

このすっきり、
人生変わっち
ゃうかも

です。

面白いですね。初見の方、この改行、気に成りませんか。
正直、読みやすさを考えると、私も、普段ならおそらく採用しない選択肢。
しかしここから多種多様な場面で、素人による考察的バズりが起きます。
中には、ちゃんとチェックしていないのか?どれだけ確認が甘いのだ!?など小馬鹿にする意見も相当数。最終的に制作のクリエイティブチームが紹介される記事なども増えてきます。

改行ポイントは幾度となく検討を重ねて最終的に「ち」での改行に決まった。とありました。記事の中で、「ち」での改行が良いひっかかりを作っているというコメントが印象で、なんなら個人的には「ゃ」での改行とどっちにするかを最後まで検討していたとあって、そこに驚きも2倍でした。
巷では様々考察が飛び交う中、真の物語が語られたものを拝見しながら、個人的には”そりゃそうだよ。”と大きく納得。

記事の中では「SNSでの話題の盛況ぶりは想像以上だった」とありましたが、根底には確実に”狙いと目的”を果たすため多くの検証と確信めいた自信で成り立っていたことにリスペクトするばかりです。
”引っ掛かりの文字組をそのままロゴとして使う”英断。にはそのすべてが込められている気がします。
規模はさておき、僕自身もいろんな場面を作る際に、雰囲気や感覚だけでない、検証とロジックを積み上げたキメとなる一手を打てるようにと心かけています。そこまでやって初めて、あとは時流と時の運なのでしょうね。

エンタメの世界の本職たちは、こうした感性とロジックを組み合わせて多くのシーンを生み出しているという良い事例の紹介でした。


エンタメのチカラ  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.166(2025年4月号)

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プロフィール

西 高一郎(にし こういちろう) 
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して九州内外から依頼を受ける。

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画像は2024年8月号です

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