絵本に学ぶ仕事術 ■有限会社ウーヴル 代表取締役 三宅 未穂子
「全世界で61万部の大ベストセラー」の帯をもつ絵本。表紙には、「わたしたちがもっている どこまでもかぎりない 可能性の物語」という副題がある。
丁寧に描かれた美しい絵と言葉たちは、苦しい時は優しく包んでくれるし、進むときは背中を押してくれ、迷っているときは自分を信じる力を与えてくれる。
これまで、どれだけ多くの人の始まりを応援してきたのだろう。
4月。新学生、新社会人が、新しい環境に飛び込む、再出発に心が新たに引き締まる。今まさにこの時だ。
新しいは、過去とは違うものだということ。
新しいは、まだ誰も知らないということ。
新しいは、未来への可能性を秘めているということ。
「もしかしたら」は、可能性という見えないものを、明らかにする言葉かもしれない。
今月はこの視点で考えてみたい。
可能性って何だろう。可能性は、待つものではない。
誰かが与えてくれるだろうと他力に頼っていては気づくことすらできない。自ら行動した結果ついてくるもの。だから、可能性は変化の中で生まれるのだ。
変化とは、イノベーションを起こす最大で最良のチャンス。つまり、可能性はチャンスの中に存在している。
可能性は何者か、さらに可能性について、調べてみた。
まず、「人の可能性を引き出し、最大限に活用すること」これは、組織のマネジメント論から。
広辞苑では、現実にあり得ること、未来に起こりうること。とある。「できる見込み」「論理的に矛盾が含まれていない」「現実性・必然性」。潜在能力であり環境や選択によって現実化するもの。とある。「可能性とは、行動によって創られるもの」「可能性とは、人間の成長能力」「適切な環境や教育よって現れるもの」と続いていく。
絵本は裏表紙に「もしかしたら、かなうはずがないと思っていた夢さえも 超えられるかもしれないのです」の言葉で締めくくられる。そう、「もしかしたら」その言葉自身が、可能性なのだ。
私たちは、もしかしたらという船にのって、可能性の旅をしているのだ。この季節、新しいを始める全ての人に贈りたい絵本だ。
『もしかしたらmaybe』
作:コビ・ヤマダ
画:ガブリエラ・バロウチ
訳:前田まゆみ
出版社:パイ・インターナショナル
発行:2020年
「絵本に学ぶ仕事術®」 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.166(2025年4月号)
プロフィール
三宅 未穂子(みやけ みほこ)
有限会社ウーヴル 代表取締役
2005年2月25日創立、翌06年3月15日同社設立。企業向け研修やキラキラ社員のプログラム(社員によるいい仕事のための自社内研修プログラム)業務改善アドバイスを手掛けている。

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