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価格ではなく価値で選ぶ人

妊活社長の健幸経営応援団

妊活社長の健幸経営応援団  ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役   長谷川 幸二

先日、とあるショッピングモールで、焼売の試食販売をしていた時の話です。初日から、お客様の反応も良く、会話も弾み、「家族にも食べさせたい」「美味しい」と、自然に商品が売れていきました。しかし最終日、状況が大きく変わりました。

店頭に「特売日」と掲げられ、大量の“野菜50~100円”のワゴンが目の前に並んだのです。
その瞬間、お客様の目線と判断の基準が変わりました。人は、最初に触れた“数字”に影響を受けます。行動経済学でいう アンカリング効果 です。

最初に「50円」という価格に触れた脳は、その数字を基準に、他の商品を無意識に比較します。焼売の美味しい香りや品質へのこだわりより、「高いか安いか」「損か得か」という判断が優先されてしまうのです。つまり、人はいつも理性で買っているのではなく、状況と感情で動いているのです。

一方で、変わらず購入してくれる人もいます。自分の舌で「美味しい」と感じたことを信じ「価値あるものを選ぶこと」を、自分の生き方として持っている人たちです。
その瞬間、気付きました。「値段で生きる人」と「価値で生きる人」がいる。そしてその差は、「お金の多い少ない」ではなく、“自分の基準”をどこに置いているか。

経営もまったく同じだと感じます。価格で仕事を選ぶ会社や経営者は、その場は得をしたように見えますが、長期的には関係も信頼も育ちません。一方、価値で人とつながり、「この人と仕事がしたい」と思える相手と組んでいる会社は、自然とブランドが積み重なり、選ばれる存在になっていきます。日々の小さな選択が、会社の人格をつくるのです。これは経営者だけでなく社員にもいえることでしょう。

価格だけを基準にすると、人生も会社も少しずつ寂しくなっていく。価値で選べる人は、毎日が豊かになる。私も、価格でなく「価値で選ぶ側」に立ちたい。といいつつ半額総菜を買ってしまったのはここだけの話…。まだまだ修行が足りないようです。


妊活社長の健幸経営応援団  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.173(2025年11月号)

プロフィール

長谷川 幸二(はせがわ こうじ) 
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。

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画像は2024年8月号です

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