エンタメのチカラ ■レジリア 代表 西 高一郎
夏に向かっていろんな催事の情報とともに相談事が届くようになりました。 “なんとか知恵を絞ってここまでたどり着いたのですが、この先どうにもこうにも進めません。助け下さい”的な相談も結構多くあります。
今回はその辺を踏まえ、プロに相談するなら、出来るだけ初期の方がいいよ。という話です。イベント毎だけなく何にでも応用できる考え方だと思います。
何かしら未知の領域を触ろうとして、自力での対応に行き詰まると、その筋のプロな方に相談する機会ありますよね。
例えば会社や団体で何かの催事の担当になると、僕らのようなエンタメや催事畑の人間に相談が入る場合があります。もちろん当然、紆余曲折あっての現状でしょうから、一旦、事の成り行きを頭から詳しく伺いますが、多くの場合「もっと早い段階で相談してくれれば」な内容が本当に多く感じます。
企画やアイディアについては、今回は毛色の異なる話なので割愛しますが、スケジュール感のミスと、予算配分+役割分担のミスが割合多く感じます。後者はいずれもそもそもの絶対数が足りてない場合が多いですね。
予算や人が足りなければ、基本、諦めるか時間をかけて解決するしかありません。それでも物理的な問題は残り時間が十分あると対策できる可能性が上がります。予算作りのミスだと、 “どんな代替案を出せるか“が分岐点となります。
要は、早期の相談であれば、少なくとも現状よりもっと良い状態を作れたかも。。。。となる事が多いと感じます。
僕ら本職は引き出しの数が圧倒的に違うんです。圧倒的経験値の差です。
成功例や代替案だけでなく、今更、人様には言えないような失敗例も経験済みです。(何なら仲間内で互いの経験の共有もしてます)
同じ問題でも規模感が違えば、対策方法も様々。スルーして良いところ、問題が起きてから対処すれば良いところ、どこまで準備しておけば良いかなども織込み済みでプランを立てて実行できるんです。
そんなわけで、困ってから相談するというより、出来るだけ早い段階でこんなこと考えているんだけどどう思う?どんなところに気をつけたが良い?という感じで軽く相談してもらえると、お互い負荷のない状態でその時点での最適解を提案出来るになぁと思う今日この頃でした。
この夏、巡り合わせでなにかしらの催事に携わる方はぜひとも身近なプロの力をうまく活用して、良い催事を作ってください
エンタメのチカラ Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.157(2024年7月号)
プロフィール
西 高一郎(にし こういちろう)
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して九州内外から依頼を受ける。
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