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心に刺さる創業者の「思い」が人を動かし成果につながる

IT時代に乗り遅れるな

問合せじゃんじゃん獲得するホームページの作り方  
■株式会社ワイコム・パブリッシングシステムズ社長 田上恭由氏

近年、採用難が深刻化する中、人材採用を成功に導く「採用サイト」の重要性はますます高まっています。しかし、単に求人情報を掲載するだけでは埋もれるだけで効果はなく、サイトが持つ、記事の分量の制限がない利点をフルに活用し、豊富な記事を掲載することが肝心です。今回はそのよい記事の中でも、「創業社長の熱い思い」について、考えてみましょう。

創業社長の熱い思いとは何か?
創業社長の熱い思いとは、会社を立ち上げた理由やきっかけ、商品開発や事業への情熱、社会貢献への意欲、そして自身の魂が揺さぶられた体験などです。
約1万名もの定期通販客を持つ、人口わずか9,000人の北海道の町にある、こだわりコーヒー店の創業者は、コーヒーは嫌いだったのに、母が経営する焙煎店の豆で淹れたコーヒーがおいしかったことが創業のきっかけだったというインタビュー記事を読み、私の記憶に残っています。
社長の熱い創業の思いは、このようにきわめて印象が深いものです。求職者の心に刺さります。

なぜ創業社長の熱い思いを伝えるべきなのか?
創業社長の熱い思いは、その社長だけが感じている、「独自の感性」であり、「ストーリー」です。ストーリーはイメージとして想像力を掻き立て、読む者に鮮明に記憶させます。どの企業に応募しようかと、たくさんの採用情報を目にして、どれに応募するかを迷っている求職者に対して、選択を促す力を持っています。

それはすなわち、会社の理念やビジョンを、「理屈」でなく、「感性」で理解してもらうということです。求職者は、「熱い思い」に感情を揺さぶられ、「この社長と一緒に仕事をしたい」という気持ちにつながります。

共感が応募への意欲を高める
創業社長の熱い思いが、自分の過去を見つめなおすきっかけとなると、普段は蓋をして潜在化させている、あきらめていたことや、忘れていたことを思い出し、「共感」が生まれ、人は応募に向かいます。
創業社長の熱い思いが、高待遇よりも社会に貢献したい気持ちが高い、優秀な人材の心に刺さるとどうなるでしょうか。まだ見ぬ、ずば抜けて優秀な人材との出会のきっかけになるのではないでしょうか。

さあ、熱い思いを、採用したい理想の人物を目の前に想像して語り掛け、それを文章に起こしてみませんか? 自分の言葉の力を信じて行動してみましょう!

熱い気持ちは、相手の心に通じる!


IT時代に乗り遅れるな  Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.156(2024年6月号)

プロフィール

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田上 恭由(たがみ やすゆき)
㈱ワイコム・パブリッシングシステムズ 代表取締役
「ふくおか経済」記者・営業、中古車情報誌編集者、システム開発者を経て、平成9年個人創業、翌年法人成りして現職に。上級ウェブ解析士、採用定着士。小規模事業者のウェブサイト構築実績は七百件以上。顧客獲得や採用の課題を解決する手法に定評がある。IT導入補助支援事業者、認定支援機関として、補助金獲得実績も多数。

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