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経済停滞33年目  総括できない日本

ビジネス徒然草

ビジネス徒然草  ■アネーラ税理士法人 統括 藤本 周二 

バブルが崩壊して経済成長が停滞して33年程度経過しました。今後に回復する兆しはまだ見れないというべきでしょう。ネットバブルの時など回復基調が見られたりとかありましたが回復はせずに,今は物価高により名目GDPは伸びると思われますが実質GDPが伸びるかは疑問です。この30年間で平均給与はさほど変わらず、例えばマクドナルドの価格は1.4倍になっています。
さらに社会保険料の高騰などを考慮すると実質可処分所得は10%程度下がっています。つまり使えるお金は10%減り、物は40%上がっている。

ではなぜこうなったのか?
私が不思議なのは現在の状況についての総括ができていないことです。私は不思議に思い自分でも研究していろいろな方に聞きました。
経営学者のある方に聞きますと経営者のおごりがこの30年出たので伸びていないと言われました。バブル崩壊しているのに経営改善が遅れたためとも言われました。特にIT産業で出遅れたことが致命的ときます。

経済の専門家によれば政府の国債が大きいため金利を上げると国債の返済が困難になる。そのため停滞政策しか取れないと言われました。これはいわゆる財務省が悪い的な発想と近いものがあります。
身近な人と話をするとやはり政治が悪いとなります。あるいは人口減の問題となったりします。

たぶん、全体としてすべて当たっているのではないかと思ってはいます。
ただ、日本として総括できているのでしょうか?
すくなくとも国会中継での議論を見てもとても総括できてそのうえでの議論をされているとは思えません。情けない限りです。

日本人の特徴か、人間の特徴か総括できない。つまり反省ができない。反省を深くできずに新たな小手先に走る性質。私はすべてここに論点があると思っています。
スクラップ&ビルドと口では言いながらスクラップは出来ずに小手先のビルドビルドですべてやっていく。

では私なりの分析は?
私は中堅の会計事務所を営んでいます。そこで感じることが中心とはなりますが、第1に概ねみんな働かなくなっています。働けなくなっている制度とも言えます。今の労働環境ではとがった人間は育ちにくい状態です。日本の今までの成長は2割の人がものすごく頑張り残りの人がついて行った結果であること思っています。ゆとり教育。働き方改革により可処分所得も減ったのも当然です

ビジネス徒然草  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.176(2026年2月号)

プロフィール

藤本 周二(ふじもと・しゅうじ) 【公認会計士】
アネーラ税理士法人 統括・東京事務所代表
1959年12月生まれ、福岡市出身、中央大学法学部卒。98年12月藤本公認会計士事務所を設立、所長に就任。2009年8月にエスペランサ税理士法人を設立し、理事長に就任。12年1月エスペランサコンサルティング株式会社、15年3月九州M&Aサポート株式会社、20年12月九州有限責任監査法人を設立。19年エスペランサ税理士法人をアネーラ税理士法人に改称。
信条:至誠天に通ず
著書:『社長の品格』(海鳥社刊)

アネーラ税理士法人
福岡・佐賀・北九州・東京・横浜・長崎・熊本の8拠点に事務所があります。総勢150名の専門家グループ税理士32名(有資格者含む)、公認会計士10名が集結した九州屈指の専門家が在籍するアネーラグループ。



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画像は2024年8月号です

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