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理想的なリーダーとは

当世ビジネス芯話

当世ビジネス芯話  ■編集人 宇野 秀史

国や組織を率いるリーダーに求められる資質は、時代によって変わるものです。安定期には、和によって組織を動かすリーダーが、変化の激しい混乱期には自分の考えで組織を引っ張るリーダーが求められるようです。競争の中で生き残っていくためには、組織も時代の変化に対応できなければならないからです。

一方、組織のメンバー、企業であれば従業員から求められるリーダーはどのようなタイプが理想に近いといえるでしょうか。中国法家の代表的な一人、韓非が著した『韓非子』では、リーダーのタイプを4つに分けています。
まず、最も理想的なリーダーをその存在が部下から意識されないほどの人物としています。
2番目に評価するのは、部下から敬愛されるリーダーです。
3番目は部下から恐れられるリーダーで、最下位は部下から馬鹿にされるリーダーといっています。非常に興味深い表現です。

4番目のリーダーは論外として、このランク付けは、人が社会的な地位や財力が上がるにしたがって難しさの度合いが高くなる順番になっているように思えます。人は、他人よりも金や力を持つと傲慢になる傾向があるといわれるように、自分の力を示すために部下に厳しく接します。しかし、さらに資質が上がれば、部下に愛情を注ぎ敬愛されるように努めることができます。2番目の敬愛されるリーダーという表現には、畏敬も含まれると考えます。

最後の存在すら忘れられるリーダーになるのはかなり難しいのですが、部下が自律的に動く組織と自分の代わりになるリーダーを育てるということが表現されているのではないでしょうか。
皆さんは、どのリーダーを目指しますか。

当世ビジネス芯話  Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.169(2025年7月号)

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プロフィール

宇野 秀史(うの ひでふみ)  Bis・Navi(ビス・ナビ)編集人
昭和40年5月生まれ、熊本県出身。熊本県立第二高校、京都産業大学経営学部卒。出版社勤務を経て、独立。2017年7月、月刊ビジネス情報誌「Bis・Navi(ビス・ナビ)」を創刊。株式会社ビジネス・コミュニケーション代表取締役。歴史の知恵、偉人や経営者が残した知恵を綴り、経営者の知恵を後継者に伝える活動を行う。
近年は、田中家をテーマに研究を行い「田中家研究家」を自任。
URL https://www.chie-up.com

著書
『トップの資質』(梓書院、共著)、『田中吉政』(梓書院、解説)、
田中の田中による田中のための本 第1巻』 
田中の田中による田中のための本 第2巻』(梓書院)

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