エンタメのチカラ ■レジリア 代表 西 高一郎
2025年4月13日、2025年日本国際博覧会、通称:大阪・関西万博が開幕しました。日頃から‶エンタメの力とはなんぞや“を考えている僕は、早い段階で会場へ足を運びたいと思っていたところに、ありがたくご縁をいただきGW中の2日間、会場へ足を運ぶことができました。
今回はその時感じたことを残す会にしたいと思います。
「正直、そこまで期待してなかったんです。」
関西万博の開幕前、そんな声を周囲でもよく耳にしました。僕自身も、万博はどうなるんだろう。中はどんなふうに進んでいるんだろう。うーん、なんかもういいかなぁ。と興味を持ちながらも、正直どこか冷め気味でした。
建設の遅れ、予算の話、コンテンツの薄さを心配する不安論調。時折メディアから届く情報は、どこか後ろ向きなトーンが漂っていたように感じられ、なんならお客さんには来てほしく無いのかな?とまで思った次第でした。
けれど、実際に会場に足を踏み入れた瞬間、その印象は大きく変わりました。
広大な敷地そこかしこに立ち並ぶ巨大な建築物たち。そこには、ただの展示やテクノロジー紹介だけはなく、“未来を体感する”ためのアイデアと演出があちこちに散りばめられていました。
エンタメにおいて、“巨大さ“は理屈抜きに正義だなと確信した瞬間です。
そして、難しい技術も、理屈じゃなく感覚で伝えてくる。ワクワクする未来のサービスが、手を伸ばせば届きそうな距離にあって、気づけば“非日常”の中で“これからの当たり前”を想像している自分がいました。
この空間を成立させているのは、まぎれもなく無数のクリエーターたちと明るい未来を望む人々の手仕事です。
0から1を生み出すことの大変さは、どんな仕事でも共通している。でも、それをずっと続けている人たちがいる。その存在が、この国の空気に希望を加えてくれていると僕は思っています。
エンタメの力って、派手さや楽しさだけじゃないんですよね。人の心をそっと前に押し出す。その仕組みを空間全体で見せてくれた万博は、まさに「希望の装置」になり得ると思いました。現実的にクリアすべき点はまだまだ多数残っていることも事実だと思います。それでも、目を凝らせば、すぐそこにある。
今を、未来につなげるための「種」は、確かにそこにありました。そして、それを見抜く力――つまり「目利き力」こそが、僕たちにこれから求められるスキルなのかもしれません。
会期が終わると2度と体験できなくなるあの空間を是非体感して欲しいなと素直にそう感じます。少なくとも僕は、また足を運ぼうと思います。
エンタメのチカラ Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.168(2025年6月号)
プロフィール
西 高一郎(にし こういちろう)
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して九州内外から依頼を受ける。
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