株式会社ワイコム・パブリッシングシステムズ社長 田上恭由氏
先月号では、下請け構造から脱却し、直接取引を拡大するためのウェブサイト構築法をご紹介しました。しかし、立派なウェブサイトも、作って終わりでは宝の持ち腐れ。公開後の「運用・改善」こそが集客効果を持続させ、ビジネスを成長させる鍵となります。
「作っただけ」のウェブサイトが陥る罠
ウェブサイトを公開した当初は問い合わせがあっても、次第に反応が鈍くなる…。情報が古いまま放置されたサイトは信頼を損ない、検索エンジンからの評価も下がり、検索順位も落ちる可能性があります。これでは、かけたコストと労力が無駄になってしまいます。
集客効果を持続させるウェブサイト運用・改善法
では、どうすればウェブサイトを「生きた」状態に保ち、集客効果を持続できるのでしょうか? 重要なのは以下の三つのポイントです。
①定期的な「情報発信」で鮮度を保つ実績・事例紹介 新しい実績は最高の宣伝です。定期的に追加し技術力をアピールしましょう。ブログ・お知らせ/専門知識や役立つ情報を更新し、サイトの鮮度を保ちましょう。検索エンジンにも評価されます。
②「アクセス状況」を確認して改善に繋げる
Google Analytics等の無料ツールでアクセス状況(キーワード、閲覧ページ等)を把握しましょう。ユーザーニーズやサイトの問題点が見えてきます。データに基づき、例えば閲覧が多いのに問い合わせに繋がらないページは改善を行います。
③見えない部分の「保守・更新」を怠らない。 システム更新/ WordPress等のシステムやプラグインはセキュリティ等のため頻繁な更新が必要です。怠ると改ざんや表示崩れ等のトラブルを招く危険があります。 バックアップ・セキュリティ/万一に備え、定期的なバックアップは必須です。基本的なセキュリティ対策も重要です。 専門家への委託/自社での対応が難しい、あるいは手が回らない場合は委託するのが確実で安心です。
地道な運用改善で問い合わせ倍増事例
あるビル清掃会社様では、事例追加やシステム保守等の地道な運用を当社でサポートしました。結果、特定キーワードでの検索順位が上がり、月一~二件だった専門的な問い合わせが月五件以上に安定。さらに現在では月に二十件以上の問い合わせになっています。
ウェブサイトを会社の「資産」に育てよう
ウェブサイトの運用・改善は地道ですが、続けることでサイトは強化され、安定集客をもたらす会社の『資産』になります。まずはできることから始めましょう。

IT時代に乗り遅れるな Bis・Navi(ビス・ナビ)Vol.167(2025年5月号)
プロフィール

田上 恭由(たがみ やすゆき)
株式会社ワイコム・パブリッシングシステムズ 代表取締役
「ふくおか経済」記者・営業、中古車情報誌編集者、システム開発者を経て、平成9年個人創業、翌年法人成りして現職に。上級ウェブ解析士、採用定着士。小規模事業者のウェブサイト構築実績は七百件以上。顧客獲得や採用の課題を解決する手法に定評がある。IT導入補助支援事業者、認定支援機関として、補助金獲得実績も多数。趣味はマラソン、バー巡り、写真撮影。
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