妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
5月、新年度のバタバタも一段落し、職場に“本当の空気”が見えはじめるこの季節。
入社してきたZ世代の若者たちも、そっと心の中でつぶやきます。「この会社で、自分は本当にやっていけるのか?」
実は、厚生労働省の調査(2021年)によれば、大学新卒の約10〜12%が入社1年以内に退職しています。3年以内に辞める人は約30%にも上るそうです。つまり、3人に1人が3年以内に職場を去るというのが現実。しかも、最近は“退職代行”というサービスを使って、誰にも話さず辞めていく若者も少なくありません。
これは単なる“気まずさ”の問題ではなく、「関係の質」が崩れているサイン。人と人との“信頼の橋”が、できる前に壊れてしまっています。
福岡の中小企業の現場でも、「人が採れない」「若い子がすぐ辞める」という声をよく聞きます。でも、解決策は「給料アップ」や「制度導入」だけではありません。
人が集まる職場には、必ず“笑顔”があります。それは、ちょっとした冗談に笑い合える余裕や、ミスを責めずに「ドンマイ」と言える安心感。そしてなにより、「また明日も来たい」と思える空気です。笑顔のある職場。実はこれが*最強の“定着率アップ戦略”です。
なぜなら、人は“自分を大切にしてくれる場所”に集まり、“粗末に扱われる場所”からは静かに離れていく。恋愛も、職場も、ぜんぶ同じ。
特にZ世代や女性たちは、空気の“質”を敏感に察知しています。「上司と部下」ではなく、「人と人」として尊重されているか?どれだけ気にかけてもらえているか?
その“見えないやりとり”を、彼らはちゃんと見ています。
だからこそ、こんなシンプルなことが大事になります。
・笑顔で挨拶する
・小さな変化に気づき、声をかける
・相手の話を、最後まで聴く
・「ありがとう」「助かったよ」と言葉にする
これらは、すべて「コミュニケーション」の基本。つまり、関係の質を高めるもの。
人材不足の時代に必要なのは、求人広告に大金をかけることではありません。
まず、今いる人が「ここにいて良かった」と思える空気を整えること。
人は、「笑顔のある場所」に戻ってきます。「自分を活かしてくれる場所」に、誰かを連れてきたくなります。
人を“集める会社”ではなく、人が“集まりたくなる会社”へ。その第一歩は、「笑い」と「思いやり」かもしれません。
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.167(2025年5月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
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