妊活社長の健幸経営応援団 ■ 株式会社ウイッツジャパン 代表取締役 長谷川 幸二
皆さん、これからのリーダーに必要なのは何だと思いますか?
決断力、判断力、人間力……いろいろな答えがあるかもしれません。
私は「ココロの元気」「変化に対応する力」、そして「笑顔」だと考えています。リーダーは常に大きな責任を背負い、日々変化する世の中を見極めながら組織をリードする役割を担います。そこでは、強いメンタルや広い視野が必要です。しかし同時に、人の心と思考をほぐす「笑顔」の存在が欠かせないのではないでしょうか。
「笑われる」と「笑わせる」は違う――よくそう言われます。「笑われる」のは少し恥ずかしいと感じるかもしれませんが、「笑わせる」というのは相手を笑顔にし、ポジティブな空気をつくることです。リーダーが部下を笑顔にする、お客様を笑顔にする……これらは組織を生き生きとした状態に導くうえで、非常に大きなインパクトを持ちます。
実際、笑顔には脳内にエンドルフィンが分泌されるという科学的裏付けがあります。エンドルフィンはストレスを緩和し、幸福感を高める物質として知られています。リーダーが率先して笑顔を生み出すと、周囲は「なんとなくこの場は居心地がいい」「もっと一緒に働きたい」と思うようになり、新しいアイデアが自然と浮かんだり、助け合いの精神が育まれたりして、組織の力がスムーズに伸びていくのです。
さらに現代は「VUCA(ブーカ)」と呼ばれる、不透明で変化の激しい時代でもあります。リーダー自身がすべてを完璧に理解するのは難しく、先行きの不安やストレスが高まることも珍しくありません。だからこそ、まずは組織の空気をポジティブに保つことが大切です。皆がチャレンジ精神を発揮しやすい、ワクワクできる文化をつくることが、今後ますます求められるでしょう。
元気な会社には必ず理由があります。その大きな要素の一つが「笑顔」と「コミュニケーション」だと、私は確信しています。リーダーが積極的に笑顔やユーモアを取り入れることで、自然に対話が増え、チームが一丸となって難局を乗り越える土壌が育つのです。ムスッとしている人の周りには誰も集まりません。
「元気な会社にはワケがある」――その理由を、ぜひ体感していきましょう。まずは笑顔を絶やさず、周囲に温かい空気を広げるところから始めてみませんか。きっと新しい可能性が次々と生まれてくるはずです。
妊活社長の健幸経営応援団 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.164(2025年2月号)
プロフィール
長谷川 幸二(はせがわ こうじ)
株式会社ウイッツジャパン 代表取締役
1970年生まれ 2020年講師オーデションファイナリスト(全国3位)、株式会社ウイッツジャパン代表取締役 医療機関のWEB制作会社の経営の傍ら、妊活アドバイザ、福祉住環境協会理事として、子作り、子育てから介護、SDGsなど社会課題にも取り組んでいる。
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