エンタメのチカラ ■レジリア 代表 西 高一郎
年の初めは、1年間の目標を考えつつ初心を思い出すことにしています。
そこで今回は、エンタメ稼業業界歴約30年、一人親方で12回目の新年を迎えた僕の頭の中を晒してみます。(そんなニーズあるのかな)
まず目標です。
少々朧げですが、ここ数年携わる機会が増えてきた海や自然に関わるジャンルを広げたいと考えています。
次に”初心に帰る話”です。
実は大切な前提として、幸いなことに僕は、好きな事がほぼそのまま仕事になっています。”仕事が好き”ではなく、”好きなことが仕事になっている”です。
おかげで仕事をすることが嫌だと思うことはほぼありません。むしろずっと仕事していたいと考えている生き物です。もちろん、仕事が原因での「とりあえず寝たい」、「一旦体を休めたい」はそこそこあります。(俗にいう間違いなくブラックな仕事環境なのです。)が、好きなことをやっているので、仕事をしたくないという感情がほとんど生まれません。なんとも有り難い性格です。
僕の仕事業界は、いわゆるエンタメ(=エンターテインメント)業が主です。エンターテインメントを辞書(goo辞書)で調べると、① 娯楽。気晴らし。また、そのための催し。② 演芸。余興。とあります。その他、イベント関係については、一般的な辞書だと、① 出来事。催し物。行事。とあります。
他にも(一社)イベント産業振興協会(JACA)の定義では、定義の一つに、日常生活との対比で”非日常的な〇〇”という見方があります。
ざっくりですが「非日常的な出来事」という大きな括りが見えてきます。
仕事柄、現場ごとにチーム編成が変わり、催事の目的も場所も変わります。予定、想定と異なることが次々と起こる日々は確かに非日常的で、楽しさやワクワクすることが盛りだくさんです。
0.1秒の間が会場の一体感を生む。誰かの一生の思い出、心の支えになる。エンタメが創る空間の力は、凄いなと思うばかりです。
現場では予定外なことも沢山発生しますが、ひとつひとつを解決したり“いなす”こともやっぱり楽しかったりします。
そんなこんなで自分にとってはエンタメの仕事をすること自体が娯楽であり、僕の娯楽はそのままエンタメを作る側で活動することなのは間違いないようです。
非日常が日常的に起きているのが僕の日常。という感じです
今年も1年間、たくさんの心が踊るような場を作ることに少しでも関わっていきながら、一人でも多くの人の日常に何か楽しい非日常を届けられるよう頑張ります。
エンタメのチカラ Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.163(2025年1月号)
プロフィール
西 高一郎(にし こういちろう)
レジリア 代表
1971年生まれ。長崎県佐世保市出身。佐賀大学卒業後、イベント企画や WEB製作に携わる。2012年5月レジリアを設立。イベント制作・運営を軸 にWEBコンサル、制作ディレクションを手掛けている。特に、イベント 製作・運営では、プロモーションイベント、スポーツイベント、講演会などを中心に企業単位のものから大型のイベントまでこなす専門家と して九州内外から依頼を受ける。
「Bis・Navi」定期購読のご案内
「Bis・Navi(ビジネス・ナビゲーター)」は、書店では販売しておりません。確実に皆様にお読みいただくために毎月、弊社より直接郵送にて情報誌を送らせていただきます。この機会に是非、お読みくださいますようご案内申し上げます。
<定期購読料>
5,500円(消費税込み)
※1年分12冊をお送りします
※送料は上記料金に含みます
定期購読に関する詳細はこちらをお読みください。⇒「購読のご案内」

コメント