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海外で広まるSNS年齢制限…日本も導入すべき?

ミレニアル紀行文

ミレニアル紀行文   ■石田眞穂

情報社会の急速な発展の一助となったSNS。一説によると現代人が1日に触れる情報量は、江戸時代の人々の一年分、平安時代の一生分とも言われています。自由な情報発信ができるようになった一方で、情報の信憑性や拡散の速度にまどわされ、真実を見抜くことが非常に難しくなっているとも言えるでしょう。

特に未成年については多感な時期であり、社会経験も未熟であることから、SNSの影響を顕著に受けそれが現実世界でも大きな問題を引き起こしがち。ネット上での顔の見えない相手からの誹謗中傷で自らの命を絶つ人や、今話題の闇バイトに手を染める若者もいます。これらの問題に手を焼いた各国の政府は、温床となっているSNSの利用自体に国をあげて規制を始めました。

個人的には、秘匿性の高いチャットアプリやDM等の閉鎖的な機能を除き、日本においては規制を強化することよりも利用者のリテラシーを高める教育を充実させることに注力するべきなのではないかと考えています。メリットとデメリット両方の側面を持っていること自体はどんなことにも当てはまり、SNSに限ったことではないからです。

もはや現代人の生活で不可欠なSNSを子供の頃に過剰に制限した結果、リテラシーを育んでこなかった人が初めて規制のない大人になってからSNSに触れる…その方がよっぽど恐ろしいように感じてしまいます。言葉を媒介するSNSは言葉同様に刃物。使い方を正しく覚えることで人はより良い進化を遂げると思うのです。


ミレニアル紀行文 Bis・Navi(ビス・ナビ) Vol.162(2024年12月号)

プロフィール

石田眞穂 
1996年生まれWEBライター。子どもたちがSNSをより前向きに活用し、この先のテクノロジーの新たな可能性を見つけてくれるよう、大人が今のうちから多面的に命を守り、生活を豊かにできるよう取り組む必要がありますね。

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画像は2024年8月号です

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